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グレースと色々話をするようになり、

ますます街への興味が深まっている。


予想通り、ヨーロッパ風の街並みのようで、

この帝国では木の家が多く、

庭に花を植えるのが慣例で、

いろんなガーデンも楽しめるとの事。


ビルのような高い建物もあるか聞いてみたら、

びっくりされて、

高い建物でも2階まで、地下に住むなど

考えた事もないとの事。


市場もあって、帝国は海に面している事もあって、

海産物が豊富で、運が良ければ他国からの輸入品も購入できる。


また、麦が豊富で、

大量に備蓄されている為、

不作になっても飢饉が起こった事がなく、

その為、民の生活はそこそこ余裕がある。


識字率も高く、親から子へ、

文字や計算は教えられる。


学問の本も売られており、その本に沿って

一定の知識を身に付けるのが普通で、

日本でいう小学生レベルの知識は皆持っているらしい。


それ以上になると、学者や家庭教師など、

一部の知識人が学園を目指し外国へ留学するらしい。


この国も大国で余裕があるので、

高等教育機関を作ったらと思うが、

貴族は家庭教師に習うと言う慣習が強く、

なかなか話は進まないそう。


そのかわり、子弟制度が充実しており、

職人などは親方から仕事を学ぶ。

ほとんど練習のみで、利益にはならないが、

弟子を育てられる人は偉いという風習があり、

そうやって仕事を習得していく。


日本で言う所のサラリーマンはほとんどいず、

農作業をする人、職人、商人がほどんどだと言う事だ。


なので文化水準はさほど高くない。

産業革命以前と言えば分かりやすいだろうか。


電車はないので、馬車が主流だし、

当然飛行なんて空想の乗り物。


テレビも映画もない、

娯楽が少なく、小説でよくあるように、

ドレスで着飾ったり、お茶会をするのが、

楽しみと言った所だろうか。


劇場はあるみたいだが、

これは民衆が楽しむものみたいな雰囲気で、

貴族はあまり見たりしないらしい。


貴族が特別なボックス席で見たりと言う

イメージがあったのだが、

劇は恋愛物が多く、政略結婚が主流の貴族の親としては、

あまり見せたくないものらしい。


劇場で劇は見て見たかったのに

どうやら無理そう・・・残念。

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