ドクター・コトー
握った左手の中指が開かなくなった。右手で無理やり開いたら痛かった。
近所の整形外科に行くと、「デュピュイトラン拘縮で、治療法は無い。症状の進行を留める方法も無い」旨、診断された。
ウェブ検索で「大阪難波の南川整形外科」がヒットした。
https://www.nambahandcenter.com/dupuytrens/
南川院長が診てくれて、デュピュイトラン拘縮ではなく「ばね指」だと診断してくれた。手術の予約をして、予約日に行くと、若い医師が手術をしてくれた。術後リハビリの為に十数回通院したが、手術跡のレール状皺二糎弱が遺った。
二年後、薬指の曲げ伸ばしが難しくなった。近所の整形外科院を三か所回った。各診療所とも、「ばね指」だと診断はしてくれたが、手術はできないということだった。
ウェブ検索すると「大阪三国の古東整形外科」がヒットした。
https://www.koto-orthopaedics.jp/
診療所の外に立っている人々をかきわけて受付を済ませたが、外に立っていたのは待合に入りきれない患者達だった。
付き添ってくれている妻が看護婦長から「奥さんも診てもらったら…」という助言を受けて診断を受けたら、古東院長から「奥さんの方が重症やね」と言われて、その場で手術を受けていた。二人とも、術後リハビリ不要で、手術跡も分からないほど綺麗に治癒した。
「情報」の重要性を再認識し、思い出したのは「骨セメント」である。
母が脊椎圧迫骨折で入院したとき、ウェブ検索で「関西医科大学附属病院放射線科の骨セメント手術」がヒットしたので、入院病院の担当整形外科医に相談した処、同医師は「骨セメント」を知らなかった。同医師に書いてもらった紹介状を大学病院に提出して手術を受けさせた後、母は激痛を訴えることがなくなった。
https://hp.kmu.ac.jp/hirakata/visit/search/sikkansyousai/d26-004.html




