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使わぬ機能は衰えるが酷使すれば元から壊れる

 左腕が痛む。指の屈伸ができない。

 知人たちの多くも、利き手でない方の衰えが酷い。

 右利きで左手を使うことが少なかったから、こうなったのだと思い、できるだけ左手も使うことを心がけるようになった。

 浴槽に浸るときには、指を屈伸させ(わざ)とばね指の状態にして右手で痛みに耐えながらソロっと伸ばすリハビリを欠かさない。

 背筋を伸ばす為、痛みに耐えながら、絨毯(じゅうたん)を敷いた床上での仰臥(ぎょうが)を、一日に数回行う。

 達磨太子(だるまたいし)の伝説を読むと、次のように記述されている。

 日本で皇子(後の仁徳天皇)が誕生した頃、南インドにあるカーンチープラム国の第三王子として産まれた菩提多羅が旅の僧侶(般若多羅)に弟子入りした。般若多羅死亡後、弟子達が其々宗派を築いていたが、菩提多羅は総ての宗派に大論争を挑み、論破して、有名になった。

 菩提多羅は、教えを拡める為中国に行き、梁の武帝と会うが、武帝が教えを理解しなかったので、梁都金陵を去って北上し洛陽に行った。嵩山少林寺で壁に向かって座禅の修行をすること九年、悟りを得て禅宗を開いた。その間使わなかった手足は壊死して切り落とすしか延命できない状態になった。

 仏教では美談のように伝えられているが、一般人がこの逸話から学ぶべきは、「使わぬ機能は衰える」ということ。  

  

 逆に、身体や頭脳を酷使しすぎ、元を壊して使えなくしてしまう例も、多くの人々は見聞きしているだろう。

 私より半年後に出生した妻は、学生時代の部活動で走り高跳びに熱中し全国大会に出場したが、卒業後、競技をしなくなってから膝痛や足首痛に悩まされ続けている。

 

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