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第壱鬼:アルトの誕生日

2024年06月11日、改修

 これは二人の半人半鬼はんじんはんき、そして、その子らの物語である。

零の預言師『マギア・クルス』が遺した伝記に登場する預言の子らが、世界構造を変えるまでのお話──




  ──序章『二人の鬼子と真実の鍵』──




 世界の名は『ライフィールド』

人族と魔族と霊族、そして鬼が暮らす多重世界。天上には神々が住まう神域があると云われている。

膨大な数の世界が細胞の様に隣接し連なっていた。限られた者達のみ干渉する事が叶う外世界だ。


 その中の一つ、此処ライフィールドは緑豊かな平原、悠久の黄昏、闇に包まれた死の都、七色に輝く虹の都、天まで届く巨大桜と桜色の平原──

七つの多種多様な王都が、雪の結晶を模した配置で建ち並んでいた。



 この世界に“科学技術〟は存在し得ない。存在してはならない。決して──



 王の一子が生まれてから早十三年。“流転の時〟が刻一刻と迫っていた。


 此処は世界の中心、第壱王都『ゼロヤ=ワールズ』

その中心部、成層圏まで達する黒き巨城「ワールズ城」の中庭から研ぎ澄まされた風切り音が聴こえてくる。


 紺桔梗色のハーフアップポニーテールを靡かせ、鍛錬刀を振るう少年の姿が其処にはあった。

透き通る様な天色の左眼には六華の花弁が、淡藤色の右眼には鍵の紋様が刻まれ一際異彩を放っている。


 浅く息を切らし、汗を流す少年に宵闇が如き桔梗色の長髪男性が歩み寄った。

スキップ混じりの軽やかな足取りから、ご機嫌だという事が窺える。

少しソワソワした様子で両手を後ろに回し、何やら隠し持っている様な素振りだ。


「アールートっ」

「父様、何事です? 今、剣術の鍛錬を──」

「そんなの、後回しっ!」


 『アルト』と呼ばれた少年の下へと歩み寄ったのは、ベルトだらけで宵闇が如きロングコートを纏う男性『ゼクト・ワールズ』

人族が住まう世界“人世ひとよ〟を治める唯一王である。

息子のアルト誕生前にとある事情で左半身が鬼と化してしまった半人半鬼だ。

半身は紅黒混じりの灰色の肌に、二十センチ余りの歪な黒き角が生えていた。


「そ、そんなのって……。大体、父様が──」

「はい、これっ!」

「何ですか、この眼鏡は? しかも二つ──」

「そ・れ・はぁー! おたんじょーーびっ! ぷれぜんつっ!」

「……はぁ」


 どうやら父のゼクトが息子のアルトへ、十三歳の誕生日プレゼントを用意していたらしい。

逆ナイロールの小洒落た銀縁眼鏡である。楕円形と予備のスクエア型が星空を模した箱に仕舞われていた。


「それな、父さんの手造りなんだ」

「父様の? 伊達眼鏡ですか?」


 ゼクトはハイテンションから一転、神妙な面持ちで話し始める。


「お前さ、六歳の時の事──憶えてるか?」

「六歳……ですか。あまり記憶に無いですね」

「カンナの奴が“アニマソルト〟に襲われた時の事だよ」

「例の暴走事件の事ですか。あの時も言いましたが、殆ど記憶に無いんですよ……。父様だって御存知でしょう──」



 『アニマソルト』──それは、全ての生命や物質等の根源である『ライフソルト』が局所的に残留している特異点“アニマスポット〟で起こる不可思議な現象。

ライフソルトは異能の発動時や生命が終わる時等に発生する微細で高濃度の結晶粒子であり、通常意志を持たぬ生命体である。

生物が吸い込み、身体に吸収する事で長い時間をかけて新たな“命の種〟が宿る。

且つては魔術師、魔導士が扱う世界樹の魔力『マナ』と同一視されていた。


 アニマスポットではライフソルトが姿を変え、この世ならざる霊獣アニマソルトとして顕在化する。

その姿は多種多様で、小動物サイズの者から山ほどの巨躯を持つ者。鼠型から龍型、将又植物型まで存在する。

何故ならば、発現経緯となった“存在〟の象徴が具現化した者達だからだ。

彼らは神が齎す災害『神災しんさい』として畏れられ、百年に一度発生すると云われていた。そう、この時までは──

運命の女神が持つ歯車は“人的特異点〟達に因って一枚、また一枚と狂わされていく──



「お前の鬼の力が初めて発現したあの日、師匠の預言通りの事が起こった」

「マギア先生、何処に行っちゃったんでしょうね」


 アルトが幼き日、ゼクトの師である『マギア・クルス』は忽然と消息を絶つ。

ゼクトは必死に探し続けたが痕跡が一つも見つからず、それはまるで此の世界から実際に消失しているかの様だったと言う。

先王もまた、同様に世界からの消失が確認された。生きているか死んでいるかも判らぬ二人。

先王は消失から千年以上も経つ為、ゼクトは諦めて死亡認定を下した。

だが師のマギアは今も何処かで生きていると、言語化出来ない確信をゼクトは感じていた。


「で・だ! その師匠がな、鬼の力を制御する“そらの眼鏡〟を用意しておけって五月蠅かったんだよ」

「空の眼鏡、ですか。レンズが若干空色ですね。本当にこんな物で鬼の力が──」

「あと、これも持ってけドロボー!」


 ゼクトが空色の勾玉を半ば強引に押し付け、首にかけた。

アルトは「俺の趣味じゃない」と言わんばかりに少し嫌そうな顔を見せる。


「今度は勾玉の輪、ですか。十二歳の時はベルトを山の様にくれましたよね。その前はこのグリフェンのガウンコート。その前は──」

「そいつは“空の勾玉〟だ。鬼の力を抑制する神器として、父さん……お前の爺ちゃんから押し付けられたんだ」

「千年前、行方不明になったお爺様の──ところで父様。貴方は今年で幾つになるんです?」

「えっ、えーと……、千と……三十五歳くらい?」

「……はぁ。そんなに長生きしてるのならもう少し、しっかりしてください」

「なっ、なにおうっ!?」


 千年前、ゼクトは相棒の『スルト・レヴェル』と共に、世界を二つに別つ“流転の儀〟を発動した。千年に一度の頻度で行わねばならない儀式とされ、代々ワールズ一族がその役割を担ってきた。

流転の儀を行った者はその代償として“呪禍じゅか〟を受ける。

呪禍とは、この世の魔術では決して解呪出来ない永劫回帰の呪い。そして、子孫へと形を変えて受け継がれる呪因子の事である。

ゼクトに発現した呪禍は二つ。一つは不老不死、そしてもう一つは──


「アナタ~! アルくぅーん! ケーキが焼けたわよ~」


 少し遠くから、アルト達を呼ぶ若々しくも艶やかな声が響いた。

焼き菓子の甘い匂いが風に運ばれ、二人の下へと届く。静かにゼクトの腹の虫が騒ぎ始めた。


「おっと、アルト。残念だったな! ここは一時休戦だ!」

「別に戦ってないですけど──」

「ほら、急げアルトっ! ケーキが冷めるぞ!」

「は、はぁ……」


 ゼクトがアルトの白きガウンコートを引っ張り、城の中へと連れて行く。

母の『アルマ・リンネ・ワールズ』は湯気が立ち昇る焼き立てケーキを満面の笑みで抱えていた。

産まれたばかりの我が子を抱くかの様に、優しく、大事に──


 そんな折、四角い縁無し眼鏡をギラつかせて苛立っている様子の神官『ラーク・ブラック』の足音が小刻みにカツカツと聴こえてくる。

銀のポニーテールをブンブンと振り回し、ゼクトへと詰め寄った。

その姿はまるで「書類から足が生えた魔物の様だった」と、後にメイド達は語る。


「ゼクト王っ! 貴方はこちらの書類の山を片付けてもらいますっ!」

「い、嫌だ嫌だー! ケーキが俺を呼んでるんだぁー!」

「子供じゃないんですからっ! ほら、行きますよ!」


 ラークはゼクトのベルトだらけのロングコートを雑に引っ張り、城の奥深くへと連れて行く。ゼクトは泣きながら書類の山を抱えて引き摺られている。

アルトはそんな父の泣きっ面を見て、こう思わされたのである。


「あの人、何で王に成れたんだ?」



 ワールズ一家と従者達、そしてライフィールドの一部住民達が住むワールズ城。

それは黒き世界樹『ライフィール』の中に創られた、成層圏まで達する大きな大きな黒き巨城。

現世と常世、そして“外世界〟の全ての知識が内包された、世界樹の死骸──


 一方で大罪を犯した者が堕ち、鬼に成ると云われる人世と隣り合わせの世界『魘獄えんごく』から黒き鬼の子が迫っていた。

アルトの人生を大きく変える事となる存在である。

それは正に、決定付けられた運命と呼べる出逢いだった。




「もう直ぐだよ──アルバ────」


 哀しみに満ちた声が、湿った風と共に凪いでいく。

天上では、謎の白き子龍が微笑みを見せていた──

【新規登場キャラクター】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

≪アルト・ワールズ≫ 声のイメージ>村瀬歩さん系

■概要■

 唯一王≪ゼクト≫と輪廻の神子≪アルマ≫の息子。1/4の鬼の力を使う。

 激昂すると、左の額に10cm程の天色の角と鋭い牙が生える。その為、城下の子供の間では鬼の子と蔑まれている。

 ひねくれものだが、本当は誰にでも優しい。

 幼少期の暴走事件をキッカケに父≪ゼクト≫から〖そらの眼鏡〗を託される(ゼクトの手作り)。

 同じく、鬼の力を抑制する空色の〖空の勾玉〗を首にかけている。

 【鬼人化】する際には眼鏡を着脱し、腰のシザーケースへ入れる。


 鬼の血を受け入れた事により、真の力が覚醒した。


 「予言の子」「流転の子」と言われている。


 口癖は「父様」「母様」「カンナ」「アクト」


利き手>両利き


§性別§男性


〇年齢〇13歳


△身長△156cm


▽肌色▽美白寄りの肌色


● 眼 ●右>淡藤の眼(HEX#e3ccfc) 左>六華の鬼眼(HEX#00c0fa)


    淡藤の眼の瞳には鍵の紋章が刻まれており、ライフソルトの流れが目視可能。

    六華の鬼眼には鬼の力が宿っている。

    暴走を防ぐ為、力を抑制する〖空の眼鏡〗を着用。逆ナイロールの銀縁眼鏡。


   左の鬼眼では少し先の未来が視え、右の淡藤の眼では真実が見える。


▲髪形▲紺桔梗色(HEX#505cb4)、毛先が鮮やかな天色(HEX#00c0fa)

    セミロングのハーフアップポニーテール。


┫体型┣

 やや痩せ型、腹筋がうっすらと浮き出る程度の筋肉量(割れてはいない)。


◆服装◆

 [アウター]

 白のフード付きガウンコート。濃紺色のベルトを腕に巻き付けている。

 左肩にくすんだ藍色の“甲冑の袖〟がついており、(ふち)は黒銀。

 ≪幻獣グリフェン≫の羽毛で編んだ、重量が存在しないコート。

 背面には大きな雪の結晶が描かれ、その上から六華が刻まれている。


 [インナー]

 黒のVネックカットソー(緩め)。


 [ボトムズ]

 ダークブラウンのカーゴパンツ。


 [シューズ]

 インディゴのデニムショートブーツ。


 [アクセ]

 〖(そら)の眼鏡〗鬼の力を制御する、逆ナイロールの銀縁メガネ(薄っすらと空色のレンズになっている)。


 〖空の勾玉(空色)〗鬼の力を抑制、調律する神器。輪にして首にかけている。

         

 腰のベルト(黒)に、茶色のシザーケースを装着。眼鏡入れ等になっている。



▼武具▼

空刃くうじんシエル〗

 首の“空の勾玉〟を用い、創られた空色の刀。

勾玉が連なった様な刀身。首の勾玉は引っ張ると手軽に取れ、使い終わると、自動的に首に戻る。

 千年前に未來視を行った≪ゼロト≫が、生前に孫のアルトの為に創り、息子である≪ゼクト≫に託した。

 アルトの成長に伴い、形状が変貌していった“魂貌コンバク〟の一つ。


白羽しろはねリーシュ〗

 グリフォンとフェンリルの間に生まれた純白の≪幻獣グリフェン≫の羽を用い、≪魂貌技師:ヴァイス≫が造った魄容(※ハクヨウ)。羽の様にしなやかで軽く、鋭利。

 重量が存在しない為、高速で動く事が可能だが、威力が低いのが欠点。

 アルトの成長に伴い、魂貌へと昇華し形状が変貌した。


夢月むげつクレシエンテ〗

 ≪魂貌技師:ヴァイス≫が三日月の力を具象化し、造った魄容。

 刀身は淡い常盤色(HEX#07e8a5)

 三日月の斬撃を飛ばす。

 刀は二本共、腰の後ろ(腰と尻の間)に交差させる様に帯刀している。


※補足>魄容とは魂の器。魂が満たされた時、魂の貌である『魂貌』へと昇華する。



◇異能◇

【鬼人覚醒〗

 激昂状態に陥ると額の左に天色の角(10cm)と鋭い牙が生え、左眼が鬼眼に成り、瞳孔が縦に伸びる。

  蒼炎を身に纏うと全ての身体能力が上がり、光の刃〖夢刃剣アゼル〗を高速回転させて飛ばす。

 また、髪は白に近い空色に変貌する。


〖空の太刀・一閃〗

 ライフソルトを空刃シエルに集中させ、蒼炎を纏いながら縦に一閃する。


〖ラピッド・リーシュ〗

 白羽リーシュで音速の連続斬りを行う。威力は低い。



★趣味★

 読書。電脳アイドル。眼鏡専門店巡り。

 電脳アイドルの≪蒼空アオゾラ 流慧埜ルエノ≫に荒んだ心を救われた。


 補足:抱き枕カバーを城下町から見える位置に干された事をキッカケに『電アイ自警団』の名誉曹長に任命される。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

≪千刃のゼクト・ワールズ≫ 声のイメージ:代永翼さん系

■概要■

 人世の唯一王。

 成層圏にまで達する《ワールズ城》の当主。城は黒い巨木の様な形状をしている。


 ≪黒鱗のアヴァロン≫に繋がれていた“怨嗟の鎖〟を千切った際、左の手足がスルトのものに成った。

 13歳の時に相棒の≪スルト・レヴェル≫共に“流転の儀〟を発動。

 その際“不老不死の呪禍(※じゅか)〟が発現し、歳を取らず、不死者と成る。


 千年もの間、ライフィールドの人世(ひとよ)を護り続けた。


 酒に弱い体質。ちゃらんぽらん。ちょっとした事で直ぐにいじける。愛妻家。


 利き手:両利き


 補足:※子孫へと受け継がれる永劫回帰の呪い。この世の魔術では解呪出来ない。



§性別§男性



〇年齢〇

 容姿的には30代半ばだが、千年余り生きている。



△身長△175cm



▽肌色▽美白寄りの肌色



● 眼 ●

 左:紅の鬼眼

 右:黒眼(アヴァロンの黒鱗と同じ色をしており、光が複雑な色に反射する)



▲髪形▲

 桔梗色の長髪。

 ハーフアップポニーテール。

 料理の時はポニーテールにする。



◆服装◆

 白を基調とし、桔梗色をアクセントにしたロングコートを身に纏う。

 ベルトが非常に多く、着るのが大変。



▼武具▼

〖白刀・壬零ミゼロ

 ぼんやりと発光する“神水(しんすい)〟を纏う。

 神水を纏うと純白の刀身が淡藤色に変色する。

 この世に斬れない物は無いと云われる神器の一つ。


〖空虚の鍵・ゼクロ〗

 【アニマソルト〗を百体祓った際に得た魂貌。

 異様に巨大な太刀。実体が無く空色に透けており、刀身の先端部に“六華の印〟が刻まれている。

 〖白刀・壬零〗が昇華した姿。



◇異能◇

〖王ガ為ノ七聖剣キング・セブン・スパーダ

 各王都に配属された王の七剣“セブン・スパーダ〟を召喚し、7本の剣へと昇華させる。

 それぞれの能力を秘めた剣である。


〖虚無ノ太刀〗

 刀を振るうと軌跡の残像が具現化し、それぞれが斬撃を与える。


〖夢想ノ太刀〗

 目を瞑り“夢の中の太刀〟を現実のものとする。


〖零ノ太刀・(ハク)

 視認不能な斬撃を放つ。

 肉体を貫通し、魂を直接斬る為、相手の肉体は損傷しない。



□神威□

〖陸人ノ王太刀シックス・キングス

 且つて六王都に存在した六人の王達の魂を太刀として具象化する。

 各王が有していた力を持つ。


〖神ガ為ノ柒聖剣ゴッド・セブン・スパーダ

 且つて喪われた神々が用いた七振りの神剣を顕現し、自在に操る。


〖千極ノセンゴクノジン

 一振りで千の斬撃を放つ。

 並大抵の者の眼では抜刀している様子すら目視出来ぬ光速の早業。

 永き修練の果てに会得した剣技が神威へと昇華したもの。


炎鉾(えんむ):レーヴァ・ラーヴァ】

 ≪第七魔王ベリアル・ロード≫の力を借り、溶岩の塊の巨大な鉾を顕現する。

 太く分厚い大剣の様な見た目。刀身の先に“煉獄の口〟が憑いており、全てを呑み込む。

 覚醒時に紫色に変色する。


獄炎葬ごくえんそう

 炎鉾を用いて対象を滅却する。


【天極・獄炎葬てんごく・ごくえんそう

 炎鉾を用いて辺り一帯を滅却する。


【禁呪・逆贄さかにえ

 “生贄の呪〟の発動者を贄とする「贄返し」を行う。


是倶琉人因子ゼクルトいんし

 太古の神王、ゼクルトに成る為の因子が遺伝子に刻まれている。


【神威転生・是倶琉人しんいてんしょう・ゼクルト

 スルトと一柱の神『天獄ノ神:是倶琉人』へと転生する。


【天極・貳拾ノ剣獄てんごく・にじゅうのけんごく

 是倶琉人の状態で〖王ガ為ノ七聖剣〗〖陸人ノ王太刀〗〖神ガ為ノ柒聖剣〗を発令し、計20振りの剣を顕現する。


【神羅・参重鎖夢幻斬しんら・さんじゅうさむげんざん

 是倶琉人の状態で【天極・貳拾ノ剣獄】と〖虚無ノ太刀〗で疑似ソウルユニゾンを行う。

 計20振りの剣戟の軌跡が具現し、更に三重と成る。



★趣味★

 修行。鍛錬。ベルト集め。家族。


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≪輪廻の神子:アルマ・リンネ・ワールズ≫ 声のイメージ:伊藤静さん系

■概要■

 唯一王≪ゼクト・ワールズ≫の幼馴染で妻。

 剣の修行をしていたゼクトと出逢い、〖白刀・壬零(ミゼロ)〗と生身でわたり合った唯一の存在。

 実は結構強い。王水を纏った蹴り技で、鉄塊を瞬時に両断する。


 独身時代、武と酒を極める為に、その身一つで世界を一周した。その際に、ゼロトの面影を感じるゼクトと出逢う。

 ゼクトと出逢った当初はゼロトの消失に因って荒れ、キツめの性格で眼も吊り上がっていた。

 当時の二つ名は『血染めの神子』と呼ばれ、鮮血で髪と神子装束が真っ赤に染まったと云う──


 ≪カンナ≫の神子の師でもある元神子。とある事情に因り、力が失われた。


 おっとり系でアラアラ系。お節介焼き。しゅごい酒豪。


 口癖は「アルくん」「アックン」「アナタ」「あらあら」


 利き手:右利き



§性別§女性



〇年齢〇29歳



△身長△163cm



▽肌色▽美白寄りの肌色



● 眼 ●澄んだ天色(HEX#00c0fa)



▽肌色▽明るい肌色



▲髪形▲

 桜色のセミロングヘアでハーフアップポニテ。

 ポニテの付け根に紅色のリボンを結んでいる。



┫体型┣

 ややぽっちゃりのGカップ。太めの太腿。大き目のヒップ。



◆服装◆

 袴が紅の巫女服。白足袋+黒の天革、紅い花尾の草履。純白のウェディンググローブ。

 満月のペンダントを付けている(直径5cmで、平面ではなく立体)。



◇異能◇

王水衣(おうすいえ)

 王水を体の一部分に纏い、全てを貫通、切断する。基本は脚に纏う。

 夫婦喧嘩の時のみ腕に纏う。


〖酩酊王酔虎ノめいていおうすいこのまい

 王水を虎の貌に具象化し、酩酊した様に共に舞う。王酔虎はアルマの周囲を周る様に舞う。

 一時的且つ飛躍的に攻撃力、身体能力が増す。



□神威□

〖流転の浄化〗

 淀んだ流れを変え、浄化する。


或眞虚空アルマロス

 魔を用いた力を無効化する。


神海水しんかいすい

 神域《神海》の水を召喚する。


〖神槍水・神威断シンソウスイ・カムイタチ

 神の槍を〖神海水〗から七本具現し、対象に全て突き刺さると神威を封じる事が出来る。

 神格を持つ者、又は神相手に絶大な威力を誇る。



★趣味★

 息子の影響で電脳アイドルにハマる。

 おじさんグループ“だいさんじ〟の『えんえんえんじぇる(聖水中毒)』が最推し。


 『えんえんえんじぇる』は幼女系おじさん(中身は女性)で、配信中に聖水をガブ飲みして酔っぱらう姿が人気。

 オムツを穿き、おしゃぶりを咥えている。小さな天使の羽と、頭上にはボロボロの天使の輪が浮かぶ。

 激昂すると酒瓶とラトルを使い“台パン〟をする。あまりの五月蠅さで天界(実家)から追い出され、第壱王都へ移住。

 また、その際に数百万人居た視聴者の鼓膜を破壊し、莫大な治療費を請求される事となる。


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≪黒銀の神官:ラーク・ブラック≫ 声のイメージ:石田彰さん系

■概要■

 ツッコミ眼鏡神官。

 月光を浴びると髪が漆黒に染まり、黒鱗に包まれ、骨が露出した歪な黒翼が生える。

 ワールズ城に仕えるメイド達に人気がある。

 眼鏡をイジられる事を嫌う。



利き手:左利き



§性別§男性



〇年齢〇年齢不詳(何故か老けない)



△身長△179cm



▽肌色▽美白




▲髪形▲銀髪のセミロング、ド近眼ポニテ。



● 眼 ●白に近い灰色。



◆服装◆

 蘇芳香(すおうこう=くすんだ紅みのある褐色)のフード付きローブを纏う。

 楕円形のフチ無しメガネ。



▼武具▼

【深淵のディープアーク】

 深淵が入っている真っ黒なキューブ。全ての光を呑み込んでいる為、光が反射していない。


『魔物大全集』

 鈍器にも盾にも筋トレ道具にもなる巨大な図鑑。全1920頁。

 主に仕事をサボる≪ゼクト≫の頭を角で殴る為に用いる狂気の凶器。



◇異能◇

【深淵の箱】

 神威以外のものを遮断する黒き結界を張る。全面に荘厳な鍵穴が描かれている。



★趣味★“マカイフレンズ〟の『キツネ軍曹』のグッズを大量に集めている。


 補足:『キツネ軍曹』は薄花色の軍帽・軍服、日本刀を身に着けた二足歩行の白狐。冬毛でなので増毛中。

    期間限定で黒狐、白軍服、紅く発光する妖刀verも販売された人気キャラクター。

    モデルは『マカイシロキツネ』『マカイクロキツネ』。


    愛読書は「世界のツッコミ大全」「眼鏡の不思議」「別冊モテる眼鏡TOP10」


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