ある日、共に猫を助けた孤立少年と不思議な関係になりそうな件1
頭の中で出来上がっている物語のごく一部を書き出してみました、ストーリーも着地点も見えてます、長くなるかもしれませんが、少なくとも自分自身に刺さる作品にして見せます
ある日、僕はいつものように通学路を歩いていた、見慣れた道、聞き慣れた鳥の鳴き声、嗅ぎ慣れたパン屋のパンの匂い、まだ慣れない夏の暑さを肌でひしひしと感じながら僕は歩いていた。しかし僕はふと立ち止まった、視線を感じたのだ、なんとも言えない違和感を感じたのだ、とりあえず僕は身の回りを確認した。視線の正体はすぐにわかった、いや、わからなかったと言うべきなのか、理解はできなっかたのだ、だって木の上に制服を着た女がいるのだから、、、ひとまず僕はソレから目を逸らす、けたたましい蝉の鳴き声にこれからの行動を催促されている気分になったこれはスルーすべきだという考えと、声をかけるべきだという考えがせめぎ合う、その女の方を見上げると、その女はわかりやすく困っている表情を浮かべ、下を見ては絶望的な表情を浮かべていた、僕のお人好しな性格故か、はたまたただの好奇心なのか、僕は女に声をかけるという選択肢をとってしまった。
「大丈夫ですか」
「!?」
そう声をかけた僕に驚き、少女はバランスを崩しかけていた、しかしその動きには不自然さがあった手の中に何か大切な物を持っているかのような、それを落とさないように奮闘して、足の力だけでバランスを取っているように見えた、よく見れば彼女は猫を抱えていた、それもかなり小さい
「あ、あの」
「この子受け取ってくれませんか」
そう言ってその子猫を僕に見せつける、こんなことをされて、猫好きの僕が黙っていられるわけがないよね!
「まかせろください!その猫だけは絶対に助けます」
そう言って木の下まで小走りで近づく、、、そこまできてきずいたが、僕は上を向いてもいいのだろうか、彼女は制服、スカートを履いている、絶対見えるよねこれ、そりゃあ僕だって男だ、見れるもんなら見る、だがこんなにも堂々と見るのは違うんじゃなかろうか
「と、届きますか」
おっと声をかけられてしまった、これは子猫を救うという大義名分があるし、上を見たって大丈夫だよね!
白色だった
、、、と、その猫を受け取った僕はしっかり両手で猫を抱き抱ええ、先ほどの景色が頭のなかえ反芻してしまい罪悪感に苛まれていた
そんなこんなありながら少女は素晴らしい体幹で木から降りてきた
「いやー助かったよ君がきてくれて、その子が木から降りれずににゃあにゃあ泣いてるもんだから」
木から降りれなくなった子猫を助けるって、一体どんなベタな展開だよ
「あの、この子どうしましょう」
「かわいそうだけど、うちで飼うのは無理かなぁ家が厳しいし」
救出した猫をどうするか悩んでいると、一匹の猫がこちらに寄ってきているのにきがついた、その猫は子猫と柄が似ていて、子猫を抱える僕を見上げながらニャンニャン鳴いていた、その行為が何を意味するのか、理解するのは難しくなかった、僕がそっと子猫を地面に下ろすと、二匹の猫は互いの体を舐め合い始めた。
「一件落着かな、」
「ですね」
そうして僕らは猫を救った、学校には遅刻した
「やべえ反省文だって」
「お前遅刻何回目だよっw」
「だまれまだ5、6かいだ」
「十分すぎんだよw」
彼は大谷連、僕の唯一と言ってもいい気の許せる友人だ、今は昼休みなわけだが、僕は説教+反省文の提出を言い付けられに職員室に呼び出されていた
「原稿用紙10枚て、、、前回は5枚だったのに、、、」
「2倍ww」
俺こいつと友達辞めようかな、ぼっちになるけど
「あ〜いた〜名前もクラスも聞いてなかったから探したぜ」
どでかい声と共に僕の元に近づいてくる1人の女生徒
「ネクタイの色で一年ってのはわかったけど組までは分からなくてさぁ、てか名前も聞いてなかったし、昼ごはんまだでしょ?一緒に食べようぜ」
…
クラスの視線が僕に集まる、今は昼休みだから他クラスの人もいる、バカ恥ずかしいんだが!?
「あ、あの声大きいです、とりあえず廊下に」
「ん?あぁごめんごめん行こっか」
「え?あれ?俺弁当待ってたのに」
そんなことをレンは小声で言っていた、やっぱりあいつはいいやつだ、末長く友達でいよう
「どこでたべるかー?てか名前は?」
「西野愛斗です、さっきから声が大きくて注目集めてますよ?もうちょっと声小さく…」
「周りの目なんて気にしちゃ負けだぜ?ちなみに私の名前はめぐみ、よろしく」
「あ、はいよろしくお願いします」
「どこで食べる?王道の屋上行っちゃう?」
「いや夏はバカ暑いですよあそこ」
「いやいや日陰になってるからさ、行こ行こ」
めぐみさんは僕の話を聞いてくれる気はないのだろうか、本当に人目を気にしない人だ
「やっぱ暑いから誰もいませんね、わざわざ屋上で食べる人なんて」
「いやここに2人もいるじゃないか」
「は、はぁ」
「もぉ、さっきから冷たくない?儚い命を共に救った仲じゃないか」
「まあそうなんですけど、自分あんまり初対面得意じゃなくて」
「あぁなんだ緊張してんのか、緊張すんなって、こんなフレンドリーに一年と飯食う先輩いないぞ?私で慣れておけば怖いもんないぜ、」
「は、はあ」
「なにさっきからはあはあ言ってんだよ、村人かお前は、ほらそこの日陰のベンチで弁当食べようぜ」
そうして日陰のベンチに座った僕らは一緒に弁当を食べることになった
「いや弁当ちっさダイエッターかよ」
「少食なんですよ、もともと、それにたくさん作るのも面倒なので」
「自分で作ってんの」
「はい、大した物作れませんけど」
「いや十分すごいって、自分で弁当作る男子中学生なかなかいないって」
「そうですか?」
「そうだよ、てか明らかに男子中学生の食べる量じゃないでしょこれ、そんなんだからガリガリで身長も伸びないんだぞ」
なんて失礼な女だろう
「余計なお世話ですよそんなの!僕はギリギリまで寝ていたいんです!」
「本当に余計なお世話か?別に明日から愛斗の分の弁当も作ってきてやってもいいぞ?」
「あ、先輩も自分で作ってるんですね、ていうか申し訳ないし、大丈夫ですよ、これで足りるので」
「先輩なんて呼ばないでいいって、「めぐ」でいいよ「めぐ」で、みんなからそう呼ばれてるから、それと、明日は弁当もってくるなよ?」
「いや、ほんとに大丈夫ですよ?」
「人の好意は素直に受け取っておくもんなんだよ」
「どうしてそこまでしてくれるんですか、今朝知り合った僕なんかに」
「そんなの簡単な話さ、友達が欲しかったんだよ」
いきなりめぐは儚げになりながら言った
「友達いないんですね」
「うるせえ気にしてんだからいうなって、こんなうるさい変人と仲良くしてくれるやつそうそういないんだよ」
「なんだか親近感が湧きました、それじゃあ明日だけはお言葉に甘えさせてもらいます」
「おう、私の料理が口にあったら毎日作ってやるからな、こう見えても私料理には自信あるんだぜ?」
「まぁ確かに意外ですね、勢いで料理しそうなイメージです」
「それはそれでひどくないか!?もうちょっと先輩を敬ってもいいんだぞ?」
「緊張しなくてもいいって言ったのはめぐの方ですよ?」
「あぁあー言わなきゃよかったそんなこと」
そんなこんな会話をしながら僕らはお弁当を食べ進め授業が始まる前に、互いの教室に戻るのだった
「おい、今の彼女かよ」
教室に戻って早々、蓮が話しかけてきた
「違うよ、今朝知り合ったばかりの友達、」
「あれ2年だろ?なんであんな仲良さげなんだよ」
「それは僕も知らん」
「てかお前のせいで俺は1人でご飯を食べることになったぞ、どうしてくれるんだ」
「それは素直にごめん、、でも明日もあの先輩と食べるかも」
「やっぱできてんじゃねーか」
「で、できてるとかいうなし、てか朝知り合って付き合いますとかやばすぎるだろ僕」
「ほらほら騒ぐなよ、授業始まるぞ」
「ぐ、ぐうぬぬぬう」
そんな会話を授業が始まる直前までしていたせいで、教科書とノートを準備するのが遅れてしまった僕であった
6時間目の授業が終わり、ショートホームルームが始まった、なにやら今日はこのあと体育館で宿泊行事の説明会があるらしい、この学校では例年7月に、2泊3日の校外学習のようなものがある、それ自体は入学説明の際に聞いていたが、今日は詳しく説明するらしい
「えぇ皆さんが静かになるまで7秒かかりました」
いや7秒くらいでなんだこいつ
そんな軽いお叱りを受けながらも説明会が始まった、
うちの中学は一学年3クラスの一クラス24人になるように受験で振り落とされている、今回の行事では4人1組の6班を1クラスでつくり、同じ班の番号の2年生の班と共に行動をするそうだ、
4人組か、どうしよう
班決めは明日行われるらしいので、これはレンと話し合わないといけないな
とりあえずは下校だ、家に帰って必要なものがあるかの確認もしたいし、班決めは明日になればどうにかなるよね、あぁでも今から億劫だな、班決めも、下校も
夏の日の下校は地獄だと思う、家に帰るまでに汗をかいてしまうし、家に帰ってからも暑いからやる気が出ない、まぁやる気が出なくてもやらなきゃいけないことには変わりないからやらなきゃいけないんだけど、
「おーい愛斗、一緒に帰ろうぜ」
またも大きなめぐの声がする、今日会ったばかりなのにノイローゼになりそうだ、しかし今はその隣にいかにも知的そうな男の人の存在があった
「めぐと…彼氏さん?」
「僕はそんなんじゃないよ」
「ああ、こいつはただの友達さ、家が隣なんだ、」
「君がめぐみが話していた愛斗くんかな、僕は霖之助、よろしくね、」
「はい、よろしくお願いします霖之助先輩」
そんなこんな僕らは歩き出した、歩いているときはめぐが喋り続けていたので、初対面の先輩がいてもなんら気まずさはなかった、途中霖之助さんも話を振ってくれたので、霖之助さんとも良い関係を築けそうだ、1日に2人も友達と呼べる存在が現れるなんて、今日は宝くじでも買うべきだろうか、買った事ないけど
「それじゃあ僕はこっちなので」
「おっわたしもこっちだぜ」
「あれ?霖之助さんの家の隣じゃなかったの?」
「買いもんだよ、こっちにスーパーがあるだろ」
「あぁー」
「よし、じゃあな霖之助、また明日、」
「はいはいめぐみ、あまり愛斗くんに迷惑をかけてはいけないよ、愛斗くんも、それじゃあね、」
「はい、さようなら」
そうして僕とめぐは2人で歩き出した
「そんいや愛斗家はどの辺だ?」
「真逆」
「はあ?なんだってお前はこんなところ歩いてんだ」
「めぐと同じだよ、僕もスーパーで買い物」
「明日の弁当はあたしがつくるぞ?」
「それはお願いするよ、それだけじゃなくて、夕飯の準備もあるし」
「夕飯も愛斗が作ってんのか!?」
「まあ親が忙しいんだよ」
めぐはそんな驚いた表情を浮かべながらも、僕は質問をされたり、さまざまな会話をしながら2人で買い物に向かった
「す、少し持ってやろうか?お前が持ってると何か可哀想に見えてくるんだが」
「いや全然平気、いつものことだし」
めぐは重い荷物を持っている僕を心配してくれたらしい、つくずくお人よしなやつだと思うだが流石に女子に荷物を持たせるほど僕は終わった人間じゃない!
「ここまでか、それじゃあめぐ、また明日、」
そう言いながらも両手が塞がっているので手を振ったりはできず、僕は声だけで意思伝えた
「お、おう、気を受けて帰れよ?なんかフラフラしてるから誘拐とかされんなよ」
「平気だよ男だし、」
「体格も顔も女みたいなもんじゃんお前」
「それは褒め言葉じゃないな?てか身長は今から伸びるし、伸びる気がするし」
「はいはい、まあ気をつけて買ってくれよ」
そうしてめぐと別れ、1人になった、ひとりになってきずいたが、魔理沙は本当騒がしい人だ、人見知りの僕にはちょうどいいくらいかもしれないが、めぐも友達が少ないらしいし、これからもめぐとは仲良くしたいな
そして僕は家に帰ってきた、まだ家には誰もいない、だが父親が帰ってくるまでに家事を終わらせないと、現在時刻は4時半ごろ、まだ時間がある、とりあえず買ったきたものを冷蔵庫にしまい、シャワーを浴びてしまおう。それから夕飯の準備をしても間に合うだろう、
シャワーを浴びて髪を乾かした僕は、冷蔵庫から必要なものを取り出していた、
「あちゃー買い忘れたか」
どうやら玉ねぎを切らしていたようだった、まあ玉ねぎは最悪なくてもいいか
ちょっとしたアクシデントがありながらも僕は料理を進める
テレビもついてない静かな場所で、たったの1人で
別に料理をすることが嫌なわけじゃない、しかし時々考えてしまうなぜ僕がって、
まあそれを愚痴れる人もいないんだけどね
ガチャン
そんな事を考えていた時だった、いきなりドアの開く音がして、僕は慌てて時計を確認する、時間は6時ごろ、あと1時間は父親は帰ってこないはずなのに
「っち仕事で疲れてんだから飯くらい用意しとけよ」
「ごめんなさい、今日は学校が終わるの少し遅くて、もう少しでできるから待っててね」
そう言って父親に微笑みかける、それだけ聞いて父親は部屋に戻り、すぐにシャワーを浴び始めた、よかった、今日は機嫌がいいみたいだ、それよりもなんでこんなに帰ってくるのが早いんだ、とにかく急いで夕飯を完成させなくちゃ、シャワーから上がった後にできていなかったら今度こそ何をされるかわからないそう思った僕は大急ぎで夕飯の準備を進めるのだった
今日の夕飯の予定は肉を焼いたものに玉ねぎで作った和風ソースをかけたもの、ピーマンとしらすと塩昆布を炒めたものをおかずに、適当なスープと米を出せば良いと考えていた、玉ねぎがないためソースは焼肉のタレになったが、米はもう炊けているし夕飯はなんとか間に合いそうだ、しかしなぜ父は早く帰ってきたのだろうか、まさか明日からもこの時間に帰ってくるのだろうか、だとしたらシャワーは後にしないととても間に合わない、今日だけが特別なら良いのだが、なんだか僕は嫌な予感がしてならない。
ここまで読んでくださりありがとうございました、次は校外学習の宿泊行事について書く予定です
面白いと思ってくださった方は是非次の話も読んでください!