表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

59/89

騎士と勇士5

「しまった!」



 ビャクヤはがしゃりと倒れたユベールを抱きかかえた。しかし折れたレイピアは彼女の右目に深々と刺さっており、ユベールはとうに事切れていた。


 呆然とする。女性を殺したくなかった。


「……違うのよー、事故だよー。気にしちゃダメよー」


 いつの間にかミュルダールが隣にいた。疲れた様子の彼女だが、彼の身を案じてくれた。


「ううう」白矢はその場に跪いた。


「すみません……ごめんなさい、ごめんなさい」とユベールの遺体に、何度も謝罪する。


「もうー、この子はー」


 ミュルダールは優しく彼を抱きしめて、有無を言わず唇を重ねた。


 細木織恵が判るはずがないが、二人は今夜も交わうことになる。 



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ