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FIRE PROOF~硝煙の対価~   作者: 柴光
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歴史と機体説明

閲覧有難う御座います。皆様の暇潰しになればと思い、書かせて頂きます。

読んで頂ければ幸いです。

真暦2029年6月

東西の中心に位置するランスリーはマルクス領からの独立を宣言し、西側を相手に宣戦布告。

後に第一次東西大戦と呼ばれる。


2031年3月

東方の支援により勝利する形で戦争は終結し、マルクス領から独立したランスリーはランスリー民主主義国となり、東方の加盟国に参加する。

左右の近隣国も同時に東方側に加盟すると宣言。

この時、条約で中遠距離弾道ミサイル及び核の軍事的使用、開発を禁止した。


2035年10月

領土の奪還、拡大を目論んだ西側により、第二次東西大戦が勃発。


2036年2月

西側が開発したCCAと呼ばれる搭乗型機械騎士の実践導入により、最前線に位置する各国を制圧。


同年9月

危機感を抱いた東方は滷獲した機体を極東に持ち込み、新たに開発された初期量産モデル10機のCCAが試験運用を予て前線に送られた。


同年11月

更に量産されたCCAの活躍で東方軍は巻き返し、進行は止まらず遂には西側の首都圏を手中に収め、翌年1月に敗北を認めた西側は、多額の賠償金を支払うよう命じられる。


2043年5月

元々の領土の4分の1を失った西側は、再び戦争を仕掛け、第三次へと発足。


同年6月

これまでの履帯式CCAとは異なり、水陸両用の二足歩行型が東方軍により実践導入され、同年8月には飛行も可能とする。


同年10月

西側も同様に二足歩行型CCAを開発、導入。

しかし、その時には既に領土の半分まで進行されており、巻き返しを図れずに同年12月に敗戦が決した。


2045年2月

もはや賠償金の支払いはおろか、経済が破綻していた西側に後はなく、解決するには領土の奪還と東方の敗戦と結論に至り、第四次東西大戦を惹き起こす。


同年8月

西側は条例で禁止されている核兵器を使用、東方は各方面の主要基地、都市を失い、撤退を余儀無くされた所にも核兵器を用いられ敗北を宣言した。


同年11月

人的非道を繰り返す西側を追い出すべく、シリアの最終防衛線軍事基地に残兵を招集。

救済連合として活動を開始する。



[ Clock Chevalier Armor ]

タンク、ファイターに代わり、CCAと呼ばれる搭乗型機械騎士(クロックシュヴァリエ)が導入されたことにより、戦場は大きな変化を迎えた。

最高速ではファイターに劣るが、旋回、武装、加速性、汎用性は圧倒的にCCAが上であるとともに、タンク以上の装甲と重量級の武装もアタッチメントで装備可能となっており、搭載する輸送艦を含め各国はヤッケになってCCAの開発に力を注いだ。



[GFa―011 ディシディア]

全高:16m

動力:永久磁電モーター

最大飛翔時間:20分(フライトユニット装備時は80分)

カラー:ダークグレー

固定武装:ヒートソード、シールド

追加武装:88㎜マシンガン、プラズマライフル、肩部3連ミサイルポット×2


前大戦からの東方軍主力CCAであるディシディアは、トータルバランスを崩さず、更に推進剤の消費を抑えつつ従来機の1,7倍の出力を得ることに成功した。

これによって、西側主力のサージェントを機動力、性能面で大きく差をつけ、対艦戦でも全体的な被弾率は低下している。

新規で開発さらたプラズマライフルは、エネルギー効率の悪さをクリアして初めて実践投入された兵器で、弾速もさる事ながらローレンツ装甲も簡単に貫く威力を誇る。

しかしながらプラズマライフルは高コストと製造時間を要求する為、量産が間に合わず半数以上がマシンガンを装備していた。

また、チューンの幅も広いので、隊長機などにはスペックを増す等のカスタムが施された。

型式番号であるGは General purpose、FaはFor advantageの略で、機体名のディシディアは『もうひとつの可能性』という意味を込めて付けられた。



[GFa―011aaa ディシディアリヒトSC]

全高:16m

動力:永久磁電モーター

最大飛翔時間:約18分

カラー:ブラック

固定武装:ヒートソード×2、シールド+65㎜機銃、プラズマガン、腰アーマー部有線式遠隔操作攻撃兵器ペイル×4

追加武装:プラズマライフル、背部6連装ミサイルポット


ディシディアのカスタム機であるリヒトを更にチューンしたサキ・ゼスト専用機。

各部スラスターの大型化と増設、それに伴って駆動系の強化が行われており、どのCCAより機動性は勝るもののピーキーな機体となっている。

プラズマライフルを小型化したハンドガンタイプは、威力は低いが連射性に優れており、近、中距離を視野に入れた武装となっている。

また、この機体にのみ装備された有線式遠隔操作攻撃兵器[ペイル]は、実験自体は前から行われていたが、パイロットに架かる負荷が多い故戦場では扱えないと判断されお蔵入りになった兵器であり、また空間認識能力試験で満点を出した者しか使えない、要は殆ど扱える者がいなかったのでこれまで採用されなかったが、ゼスト准将の願いで試験的に装備された。



[MAAS―4cⅡ サージェント2型]

全高:15m

動力:Hバッテリー

最大飛翔時間:25分

カラー:ブルー

固定武装:トマホークorロングソード

追加武装:100㎜ライフル、低反動砲バズーカ、ライオットシールド、ホーンランス


CCAの開発で東方に遅れをとっていた西側は、第三次の中期から新型に着手したが基礎段階の状態で終盤を迎えようとしていた為、急ピッチでサージェントを改修した2型を送り出した。

サージェントは、初期型履帯タイプの機械騎士と同等の重装甲を有し、機動力の無さが致命的だったが、2型では脚部脹ら脛にスラスターを増設、バックパックの大型スラスター化によって機動力向上を果たした。

元々、重装甲を活かした白兵戦を得意としており、機動性の無さを機体全体を守るライオットシールドとリーチのあるホーンランスでカバーしていたが、機体性能の差が開き裏を取られることも少なくなかった。

開き直って機動性を捨てて装甲を増したfg4cⅡ拠点防衛用重装備タイプと装甲を犠牲に機動力を向上したhs4cⅡ高機動突撃戦型等のバリエーションがある。

型式は、Mechanical Assault Armor Soldier の略。



[MAAS―t3 ガーディア]

全高:8m

動力:Hエンジン

最高速度:110㎞

カラー:サンドブラウン

固定武装:左背部四連装ミサイルポット、右背部滑空砲または両背部滑空砲

追加武装:100㎜ライフル×2


量産が間に合わないサージェント2型の穴を埋める為、引っ張り出された旧式の履帯型CCA。

飛翔もホバリングも出来ないが、装甲は厚く武装も重量級を装備出来るが、主戦場では格好の的であった。

しかし、光学センサーを装備した遠距離支援攻撃機タイプはディシディアの射程距離外からの射撃を行える為、東方軍を苦しめた。



[AFS―02u エスペランサ級強襲揚陸艦二番艦ラズベルド]

全長:366m

動力:ハイパーイオンエンジン

武装:荷電粒子ビーム砲、六連装ミサイルポット4基、二連装機関砲6基、自動迎撃バルカン砲8基


ゼスト准将率いる部隊の母艦で、艦長はセシル・ハイリオーネ中佐。

輸送艦では補えないまたは、到着出来ない戦場へ赴く為に極東が開発製造した飛行可能な強襲揚陸艦エスペランサの二番艦。

武装が自動バルカンしかなかったエスペランサに比べてラズベルドは主砲の荷電粒子を筆頭に充実させ、推力も20%向上している。

CCAの搭載可能数は12機、緊急時は10機追加搭載可能だが、本艦の性能を落とさない追加数は甲板に4機ほどとなっている。

主砲の荷電粒子ビーム砲は固定砲台であるとともにエンジンからエネルギーを供給する為、理論上飛行時は使用出来ず、次弾発射までに時間がかかり、連射は不可能。
















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