《一端休憩》
ノットフラッグ〜旗なんかじゃないし!〜最終章
…完。
「何だリリー、また映画見てたのか?てか、おんなじ奴?」
「全然違うよ。フロッグとフラッグじゃ」
「ほんとだ…でも、ほとんど同じじゃねえか。肝心の内容は?どんなの?」
「結婚式の朝、主人公が旗になってたところから…」
「無生物になるのか…」
「主人公は絶望するんだけど、なんとか頑張って手足を生やすの」
「絵がキモくね?」
「でもそこで、人々がゾンビになる騒ぎが起こるの」
「えっ⁉︎」
俺は椅子から転げ落ちた。
「で、主人公はゾンビになっちゃう」
「旗のゾンビ…」
「でも、ゾンビだから体をいじれるでしょ?で、人間の姿に戻れるのよ」
「おお」
「でも、婚約者がゾンビになっちゃってたの」
「なんてこった」
「それが一章。で、そのあと色々あって、この最終章でよくやく婚約者を生き返らせられることになったの」
「よく頑張ったなぁ」
「でも、生き返った彼女が初めに呼んだ名前が主人公のじゃなくて、主人公の親友の名前だったのよ」
「えっ⁉︎」
俺は、膝から崩れ落ちた。
「幸せになるはずだった彼はそれで気が狂って、その時にはようやく収まりかけていたゾンビパニックをもう一度起こしちゃうのよね」
「あ、ああ、主人公はゾンビだったな」
「そこで終わり」
「マジで?」
「最終章…完。よ。」
「まあ、確かにノットフロッグとは違うな…」
「ノットフロッグの続編なんだけどね」
「先に言えよ!」




