《一端休憩》
〈5-24〉
「避けられない運命なのですよ!」
「そんなに言わなくてもいいじゃん!」
「ええ!?」
「運命とか…もっと優しい言葉で!」
「えっとじゃあ…決定事項なのですよ!」
「うーん、もういっちょ!」
「時効なのですよ!」
「もういっちょ!」
「事故なのですよ!」
「もう一声!」
「自己なのですよ!」
「なんの話だっけ」
「私めも忘れました」
第四話、完!w
〈1-5〉
「いやでもね?地下都市の生活風景に私との出会い、人食いの発覚に決戦まで、中編は描かなきゃいけないことが多すぎたんだよ。バトルシーンなんてどれだけ削られたことか…ねえリリー聞いてる?」
「聞いてるよ…まあ、かつかつだったね」
「私のバトルネームもカットされたし」
「バトルネーム…ちょっと気になる。舞姫。ここで言っちゃいなよ。一応ここも本編なんだからさ。」
「ん…じゃあ、カットされたセリフ言うから、その一つ前のセリフお願いしていい?」
「わかった。なんて言えばいいの?」
「『ここ、試着室なんだけど!』って」
「いやどんなタイミングだよ!」
「まあそれは冗談として、本当は、『おっと』」
「おっと」
手のひらから長くもなく短くもないほどの長さの剣を作り、一振りし終わったら捨てて、また作り剣戟を重ねる。
「私の持つ三種類の人間調理法が!リリー、あなたを倒すのにもっとも適しているからだよ!そして!その調理の残酷な様子を見た者達からは、私は短く『剣の舞』と呼ばれている!」
「そんぐらい言えばよかったのに」
「まあ実を言うと忘れてたんだよね」
「おいおい」
〈3-1〉
「零下とはつまり零度以下ということだが、絶対零度は既に零度以下じゃあないんですか…?」
「ん?言うじゃない。シモンのくせに生意気だぞ」
「どこのガキ大将ですか」
「いやいや、だからね?零下が零度以下なら、絶対零下は絶対零度以下ってことよ」
「でも絶対零度以下は無いですよ?」
「あるよ」
「いや、無いですよ、振動が止ま」
「あるのよ」
「………無いで」
「私のハートにはあるの」
「かっこいい⁉︎」




