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Angel Break!【1年生編/最終世代の学園】  作者: 山野佐月
【1年生編/最終世代の学園】
14/66

《一端休憩》

 巫は言う。

「いや、結局よくわからないよ庵内さん」

「だーかーらー神に触れかけちまったんだって…ていうか聞いてたのかよ」

「僕に言ってたんじゃなかったのかよ」

「…そうだね、もっと簡単にすると…」

「うん」

「生徒と教師がいます」

「うん」

「ある生徒はめっちゃ賢いです」

「うん」

「その生徒は先生に言うのです」

「うん」

「将来の夢は先生になることです!」

「…」

「しかし先生は知っているわけです。教師という職業のブラックさを。めちゃくちゃ残業するのに残業代は出ないし、そうでなくとも労働時間は10時間に近いし、何の部活の顧問をするかは選ばせてもらえず、休日出勤したとしても同じ分だけバイトしたほうが下手したら5倍は稼げるぐらいの雀の涙みたいな値しか金は貰えないし、まず兼業が許されてないし、休みはあるようで無いし、っていうか夏休みが無いし、子供の世話は大変だし、それ以上に親が大変な場合もあるし、まあ他にも色々あるけど、とにかく先生はこう言うわけだ。『いいね。でも、先生は大変だよ?』しかし本音はこうだ。『将来の夢で先生って答える奴はなぁ!よっぽど高尚な奴か!よっぽどアホな奴か!その二種類に分けられる!そして大体が後者だ!そんな後者たちに前者たちは埋もれていく!いいか!君は先生になるべきじゃない!教師ってのは、神経が強い人間か、図太い人間にしかできないんだ!あと給料もよく減る!減るぞ!こないだの給与明細見るか!?ひっでえぞ!公務員の闇がそこにはある!』」

「何の話だっけ?」

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