2日目
「それより、明日は戦闘練習でなにをするのだ?」
まだ、戦闘練習を始めてから1日しかたってないのだが俺は正直楽しくてたまらない。
「明日は私と嵐竜の森の空を散歩ってところかしら。ペガサスを長時間飛ばすのは至難の技よ。」
嵐竜の森の空の散歩か、面白そうだな。
「ああ、楽しみにしてるよ。リリア……か……母さん」
また、リリアは真っ赤になってるが、多分俺も真っ赤になっているだろう。
一度、失ったものは返ってこない……。
だから俺は、今を大切にしようと思う。例え、この手を汚すことがあっても――
次の日要塞の外にでると昨日の要領で魔力をコントロールするとリリアが作りだしたペガサスにお辞儀をする。ペガサスもそれに続きお辞儀を俺に返してくれるとペガサスの背に乗る。
「それじゃあ、ペガサスの翼に魔力が行くようにコントロールして。お手本を見せるわ」
リリアの乗ってるペガサスは翼を広げると前足をあげそのまま中に天空に駆け上がっていった。
そして、天空をグルグルと駆け回っている。
「じゃあ、やってみて。魔力量はそのままで指輪を通してペガサスに少しずつ魔力がいくようにするのよ」
「ああ。わかった」
俺は言われた通りに指輪に少しずつ魔力をためる。
指輪は、昨日を同じように緑色に輝くが昨日よりも輝き方が弱い。
それを確認するとペガサスの翼に魔力が行くように意識する。
すると俺の乗っているペガサスが翼を広げリリアが乗っているペガサスを同じように天空へと駆け上がっていく。
「すごい。すごい。上出来よ」
リリアの歓喜の声が聞こえるが、俺はそれよりも上空から久しぶりにみた嵐竜の森に驚く。
「なんで嵐竜の森の半分が砂漠になっている……」
俺がポツリとつぶやくと、リリアはそれは後で説明するから今は、ペガサスに集中してという。
リリアは少し暗い顔をし目的地があるのそれまで私の後ろをついてきてという。
頷いてリリアの後をついていく。
それから大分、飛んだあとリリアはここで降りるわというというとペガサスを降下させ始める。
俺もリリアに続き魔力の流れを変化させペガサスを降下させる。
「ここで昼食にするねアルヴァン」
無属性魔法―時空箱―から昼食が入っているであろう。バスケットを織り出す。
バスケットの中身は、ヴェテルニーキーだ。
「そろそろ話しをしましょうか。嵐竜の森の一部がどうして砂漠になっているのか」
リリアと向かい合うように俺は座ると彼女は話し出す。
「今から約100年前……」
俺があいつに封印された後か…。




