表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者カノンの鎮魂歌  作者: 愛一
出会い編
14/23

魔剣アビシオン


「あ、でもアレス様は聖剣を継承できなかったらしいわ」


 聖剣と契約できなかったと……。

 それはそうだろうな。俺が聖剣と契約してしまっているし。


 左手をチラッと見る。薄っすらと輝く聖剣との契約の印。


 因みに契約の印は他人には見えない。まあ、稀に見える奴もいるようだが。



「それよりもだ。聖痕よりももっと面白いものを見せてやるぞ」


 昨晩、リリアに見せてやると俺が言ったものだ。

 リリアは何と俺に目で訴えてくる。


 地面に右手を付けると魔剣アビシオンを呼び出す。


 ゆっくりと立ち上がりながら俺は唄いだす。

 

 ―dark result wish―


 完全に立ち上がると魔剣は俺の手がら離れ一人でに宙に浮く。


 ―rheir hands tomorrow―


 俺と魔剣を包み込むように黒い魔法陣が無数に展開される。


 魔法陣は黒い粒子を吸い込んで黒く光っているようだ。


 ―just hope simply―


 リリアが作り出した2匹のペガサスがヒヒーンと鳴き声をあげる。


「ま、まさか」


 リリアが驚くもの無理はない。


 魔法陣がより一層輝くと俺の目の前にはリリアと同じ2匹のペガサスが現れる。

 ただし俺のペガサスはリリアのペガサスと違い黒い魔法陣が足や胴、首といったいたるところに現れている。


 まるで、黒い魔法陣に縛られているようだ。


「伝説の闇属性魔法…。それに闇属性魔法を属性変換させて嵐属性魔法として使っているの!?」


「ああ。そうだ。俺の属性は闇と光…本来混じり合うことのない属性だ。魔剣アビシオンがないと俺は魔法を使えないがな」


 俺は自分のペガサス2匹に触れると、ペガサスの体は薄くなっていき消える。


「それで、戦闘訓練をするんだったな」


 リリアは「えっ、ええ。」という。


「どうした。怖気付いたか?」


「い、いいえ。ただ一生みれないような魔法をと……。それに学園カノンレクイエムにいくならちゃんとした5大属性魔法が使えないと適正検査ではじかれるわ」


 リリアがいうには、カノンレクイエムの試験では戦闘試験というものがあり、同じ属性ごとに別れて戦うらしい。


 その別れる属性は 炎 氷 雷 嵐 地 の5つ。闇と光はないという。


 闇と光の魔法なんて伝説だからな。俺だって自分自身が闇と光の二属性持ちだって知ったのは魔剣と契約したときだぞ。

 それまでなんか魔法なんて使えなったしな。


 そして5つの属性ので対抗ののち各属性のトップ2位までが聖痕クラスに入れるとリリアは言う。


 ちなみに多属性持ちというものが存在するが、その場合得意な1属性で試験がうけられるということ。ただし、炎でるなら試験中は炎の魔法しか使えないとのこと。


「それでは俺は、試験を受けられないではないか」


 ここで詰んだぞ。どうあがいても闇属性か光属性しか持たない俺は試験資格がないではないか……。

 アルノンのやつが言ってたのはこういうことだったのか!?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ