表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11時間差レター  作者: はいじ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/29

第25話:平凡


直接会う事なんかないと思っていたあの人が、俺の目の前に居た。

走って来てくれたのがすぐわかる位、あの人の息は上がっていて、それが嬉しくて俺は思わずお礼を言っていた。そしたら、あの人はビックリしたような顔で少し照れたような表情になると、一言だけ言葉を返してくれた。


どういたしまして。


その言葉が、手紙通りの彼で俺は手紙を握りしめたまま、また笑ってしまった。

あぁ、何だろう、この気持ちは。幸せ、と言うには熱すぎる。

嬉しい、と言うには物足りない。あぁ、なんて名前を付けたらいい?

こんなの初めてで全然わからないんだ。手紙……で書いたらわかるだろうか。


いや、やめとこう。きっと口で言えばすぐ終わるような事な気もするし。


とりあえず今は………あなたと言葉を交わせるだけで


十分だ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ