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「とうとうこの日が来たか・・・。」

主人公が秘密の一部を知る日。

ゲームで言うと序章の最終話であり、本編にはいるための最終段階。

そして、僕の死亡確率が最も高い日。

主人公の勝手な行動のせいで命をおとしてしまう、または重症をおい学園から裏に落とされる少女の名は黒城 零香。つまり僕だ。この少女を生かすか殺すかによっても選択肢が変わる。まぁ、このことについては一部の人しか知らないだろうけどね。なにせ高確率でいつも死んでしまうのだから。

だからといってなにもせずに殺されるなんてまっぴらごめんだ。

そもそもレベルEに堕ちた吸血鬼なんかに負けること自体ありえないしね。

僕の一族は表も裏もどちらも名をはせた名家であるとともに零香は本家の血を受け継ぐ者。

たとえ転生のOpがなくても十分に強い。

だからこそ、ゲームの黒城 零香が何故あれしか力を使うことができなっかたのかが気がかりなのだが。



「・・・か。・・・おい。零香。」

「ん?なんだい。蒼。」   

少し考え事をしすぎたらしい。蒼に声をかけられていることに気が付かなかった。

「なんや、悩み事か?さっきから声かけてんのに無視しっよて。」

苦笑交じりに蒼に心配をされてしまった。

「いや、別に。ただ、今日は満月だったなと思って。」

動揺はしない。此処では冷静に。

「・・・たしかにそうやな。」


満月。魔力の高まる特別な日。魔物達も活発に動くため、一年の中で最も危ない日とされる中の一つ。

そして、ゲームの中でも象徴とされるモチーフの一つ。

ゲームの月は・・・何故か紅く光っていたのを覚えている。


紅い月は不吉。


月の中でも闇の魔力がより活性化される日。


この様な日は放課後は自室待機となっており、校舎に近づくことを禁じられている。


それなのに主人公は好奇心から校舎に忍び込むのだから本当に迷惑な人。

でも、何故黒城 零香はそこにいたのだろうか。

ま、ゲームだからと言ってしまえばそれでおわりなのだがな。


授業も全て終わり各々が帰宅していく。

琥珀には特に変わった様子もなく、普通に帰って行った。


「さて、僕も帰るか。」

忘れ物がないかを確認し席を立つ。


「なあ、零香。」


突然蒼に呼び止められた。

なにか思いつめたような顔をしている。


「何?」


「今日は絶対に寮からでたりせんようにな。」


「当たり前でしょう。そう言う校則なんだから。」

僕がそう返すとあからさまにほっとした表情になる蒼。

少し気になりはしたが、面倒事は嫌いなのでほっとくことにした。


「もう行くから。」

「あ、ああ。また明日。」

「ん。またね。」



そうして僕は教室を後にした。




++++++++++++++++++++++++++


(女子寮)



「はあ、疲れた。」

ベットに倒れこみ仰向けの状態で少し伸びをする。

「んー。今のところ琥珀に動きはないな。」

遠隔透視を使い琥珀の様子をうかがう。

「ふぁぁ。眠いな。」

うとうとしはじめなんとか堪えようとしたが・・・




何やら部屋の外が騒がしい

いつの間にか寝てしまったらしいが、時間はあまりたってはいない。

しかし、琥珀の姿は既になく、


「っ!!いない!」

魔法を駆使して探し出すと。彼女はシナリオ通り校舎へと向かっていた。


このまま放置して見なかったことにする事も出来るが、それで死なれては後味が悪い。


「直ぐに連れ戻せば大丈夫かな。」

溜め息を吐きつつ僕は琥珀を連れ戻しに部屋の扉を繋げた。















































作者「ま、間に合った。」

零香「物凄く短いうえに色々おかしいけどね。」

作「・・・」

零「此処まで読んで下さりありがとうございます。引き続き作者が投稿するのを気長に待っていただけると幸いです。」

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