猫で・・使い魔で・・いずれは俺の若奥様です。いえ、そうはさせません阻止します!
連載中の「リトライ中です。多分…」お気に入り登録100記念の短編デス。
お気に入り登録ありがとうございます。の気持ちをこめまして書きあげました!
「ある使い魔の奮闘…悔いなし。(使い魔ちゃん視点)」のなかに出てくる猫の伝説の使い魔の話になっています。楽しんでもらえたら幸いです。
〈使い魔の猫視点〉
気だるい朝。いやもう昼前か・・
頭痛がする。はい・・二日酔いです。
昨夜はかなり飲んでしまったので、途中から記憶が曖昧だ!
確か、マスターが調子に乗って酒屋の親父と飲み比べをすると言い出し、それに付き合わされて・・言い出しっぺのマスターが先に潰れたのに、私が親父につかまった・・までは覚えている。
ここは・・マスターの家?のようだが
作りは同じなのにどうも違う部屋のようだ・・マズい。
ベッドが違う!
キングサイズのベッドは・・くんくん。昨夜の酒のせいでどうやら鼻が利かない。
あれ?この匂いは・・あちゃー
やってしまったか〜
マスターのお兄様の匂いじゃないデスかね〜?
あああああああああ。これはとんでもないことになっていますよ。。
わたくし、真っ裸デス。全身からお兄様の匂いがします。
うん。キスマークまで付けられちゃってますね〜
これは確実に昨夜は楽しんじゃってますね〜
どうする?
1,逃げる。
2,すっとぼける。
3,諦めてなすがままに流される。
はい。面倒臭いんで3番ですね〜
とりあえず、シャワーいただきますか・・しかし、アタマいたい。
あれ?メモがありますね。どれどれ・・
〈マスターのお兄様視点〉
実は以前から妹の使い魔ちゃんを可愛いな〜と思っていて、隙あらば口説いて、どうにかしていい仲になりたいと狙っていたのだが、思いのほか妹のガードが堅かった。
しかし、ついにチャンスは来た!
なんと妹と使い魔ちゃんが酔っ払ってどうにもならないので迎いに来い。
との伝言を先ほど受けとったのだ!
うん。迎いに行ってやるぞ妹よ!お兄様に任せなさい!
酒場では、すでに酔っ払い眠り込んでいる妹と、それに付き合わされて飲み始めたのだろうと思われる使い魔ちゃんがいた。
どうも使い魔ちゃんも相当酔っ払っているようだ。すごい上機嫌で酒屋の親父と酒を飲み交わしていた。
頬が上気していていつもにまして色っぽい。可愛えろだ!
これは今すぐお持ち帰りしなければ危なかった。オヤジよくぞ知らせてくれた!
横から掻っ攫われるのは勘弁して欲しい。
すぐに妹を肩に担ぎ上げ、使い魔ちゃんの腰を引き寄せて確保する。
男連中は不満そうだが、そんなの気にしてられるか!
酒場のオヤジに礼をいい家路を急ぐ。
何で急ぐのかって?
使い魔ちゃんがヤバすぎるからだよ!
抱き寄せた身体は柔らかいしい、いい匂いがする。
これは雌の匂いだ。発情してるのか?・・しなだれかかってくる。
誘われてるのにそれに乗らない手はない。
家に着くと急いで妹を部屋に寝かせて、使い魔ちゃんは俺の部屋へご招待だ!
美味しくいただいた。使い魔ちゃんも情熱的で最高の夜だった。
精が尽きる頃にはとっくに朝になっていた。
やばい・・今日は早くから仕事だった!使い魔ちゃんの唇にキスを落とし、急いで仕事へ向かう。
おっと、メモを残していこう。起きるまで側に居れない謝罪と素敵な夜だったと伝えなければ・・
幸せすぎて顔がニヤケてしまう。
〈魔法使い・妹視点〉
私は魔法使いという職業に就くずっと前から、使い魔を持つことに憧れを抱いていた。
そのためか、使い魔ちゃんをGETしてからは毎日浮かれていた。
そして、使い魔ちゃんを手放さないですむよう細心の注意を払っていた。
しかし、それは起こってしまった。
お兄ちゃんの気持ちはわかっていたので、其れこそ気をつけてガードをしていた。
特に家に来ている時には徹底的に邪魔していたのに・・・
どうもこないだの週末で酔っ払ってお兄ちゃんにお世話になって以来、お兄ちゃんと私の使い魔ちゃんが付き合い始めたようだ。なんたることだ・・
あり得ない!あり得ない〜!なぜに私の使い魔ちゃんを横取りするんだ!
お兄ちゃん。許せない。憎憎しい。
必ずや奪い回してやる!!
幸いつき合いたてだし、私はお兄ちゃんの事を熟知している。
ふっっっっっっははっはははは。
思いしらせてやるぞ〜お兄ちゃん
この恨み晴らさずになるものか〜
こうして、ここに実の兄妹による使い魔ちゃんを巡る激しい争奪戦が始まる。
その後、妹は国立魔法騎士団の団長にまで登りつめ。魔法使いの憧れとなった・・
そして、使い魔ちゃんは、猫の身なれどケルベロスにもドラゴンにも変幻自在に変幻できる
伝説の使い魔と呼ばれるようになった。
その使い魔は人間と恋をして惜しまれつつも家庭に入ったとも、
マスターと最後まで共に闘いに身を投じて暮らしていたとも云われている。
兄はどうなったか?
風の噂では、可愛いお嫁さんと子供達と共に幸せに暮らしたらしい。
しかし、それが猫の使い魔ちゃんであったかは定かではない。




