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ふぁみ亭ふぁみの空手小話

『クラッシャー・ふぁみ』でございます。クラッシャーとは空手を習っていた時のあだ名でしてね。

『破壊せし者・賦ァ魅』

うむ!カッコイイ。ちなみにミドルネーム?付けられたのは何故か俺だけだった。強いわけじゃないのに。


空手を始めたのは兄貴の空手着が羨ましく、拝借し私服として着ていたほど欲しかった。

欲しい…欲しい…刺繍かっこいい…かっこいい…帯なんかいい…リュウ…ケン…リュウ…ケン…

ってなことで空手を始めましてね。ちなみにフルコンタクト空手です。


空手を始めて思ったのは、小学生つえー!!高校生の俺が遊ばれてるー!!なんか殴りながら笑ってるー!!ガキこえー!!


しかも、ママさん連中が皆ヤンママっぽい…こえー!!息子が押され出したら「〇〇!ボディがら空き!イケェェー!効いとんぞ!押し返せェェーー!!」そんなことを幼児抱いたママが叫ぶんだから、僕ちゃん絶句ですよ。息子が泣き出しなら「泣いてもしょうがねぇゾォオ!!手出せ!テェェェ!!」マジで熱気がちゃう。俺なんかヘラヘラやって少しいいのもらうと「もう無理ッす〜」なんてやってるからヤンママ様から見たら、気合い入れろや!シャバゾウ!ってなもんでしょう。


だから、俺が通ってた道場の小学生は強かった!実績も残していたし、大半は俺より帯上。

まさに、精鋭部隊!コマンドー!戦闘集団!殺し屋!ですよ。


んで、のらりくらり半年?くらいやって辞めました。

過去4戦しましたが全敗でした。

ある大会前に、先生から必殺技を教えて頂いたんです。その技は有名高校生空手家の得意技で…門外不出(嘘)なので名前は言えませんが…ヒョロリンキックとしときます。

大会当日。

磨きに磨いたヒョロリンキック!切れ味抜群!KO必至!感度良好!

意気揚々、試合にのぞんだ訳ですよ。まぁ結果はお分かりの通り負けましたよ。いいわけをさせてもらっていいですか?僕は極度のあがり症で、脚が上がらなくなるんです…なのでヒョロック(略)はハイキックなので打てるはずないんですよ。しかも、アドレナリンが…ギンギンに出ちゃうわけです、まるで噴火ですよ。そうすると、相手が見え過ぎたり視界が狭くなり、逆にクラッシュさせられるわけでございますよ。


まぁその数カ月後にひっそり道場からフェードアウトしたんでございます。

でも結局、最後まで波動拳は出なかったんだよなぁー…


お後が、よろしいようで…


割りと有名な空手団体のはずです。多分…

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