ゴキブリの回
なんかブログチックになってきてますが…
俺の体験した悶絶必至のゴキブリ話いたします。
その一
家族団欒で夕食中、視界のふちに黒い塊が浮遊していた。俺は視線を黒に移した。ゴキだ。俺は叫んだ。ごっゴキブリー!!震える指で奴を指差し椅子から爆ぜるように立ち上がった。しかし時すでに遅し、ブリはお婆さんの紫メッシュのクルふわヘアーの上に降り立った。まにさに降臨と言った出で立ちだった。
そのニ
夏の蒸し暑い日、俺はテレビに夢中だった。ん?なんか腕くすぐったい!………ゴキブリ!!デカイ!触角!エナメルブラック!
その三
喫茶店でコーラを飲んでいた。
半分くらい飲んで気付いた。ゴキブリの子がコーラにプカプカ浮いていた。
その四
養鶏場の餌を保管する部屋。
壁一面に黒豆が無数にくっついていた。潰したら、カマキリの卵みたいにプチブリがひょっこりひょうたん島。
その五
もう一人のお婆さんの家。夜ふと起きるとゴキブリ2匹くらいが飛び回ってた。
続・その五
夜、お婆さんは顔に蚊がとまった感覚がした。自分の頬めがけビンタ。奴を仕留めた手応えがあったので、そのまま寝た。翌朝、バラバラのゴキブリが枕脇に横たわっていた。
その六
ゴキブリを殺そうとして、何故か竹刀を武器に選び突きを放った。見事、壁に綺麗な円の穴が開いた。母がゴキブリを殺そうと力んだらフラッときて失神。後ろ向きに倒れストーブに頭を打ち付けた。
最後
実はブリのお腹を撫でてあげると脚をワシャワシャさせて喜ぶ。
実は食べると、ほろ苦くて白味噌の味がしてイケる………
終わり