平凡ファミレス
コメディーらしくなく平凡です。
ハンバーグが自慢の某ファミレス。
俺を含めた4人の男達。
某漫画「THE〇名様」気分で参上。
ふつーにグリルチキンを頬張る4人。
グラッセ「あの子達,可愛くね?」
まさに,お年頃の青年がよく言ういたって平凡な質問。
※グラッセは人参のような顔をしているコトから「人参のグラッセ」 と呼ばれていたが省略でグラッセと言うあだ名になった。
俺「うーん右。」
俺も,いたって平凡な返し。
グラッセ「ふーん…俺,左。」
俺「へぇー……」
グラッセ「………」
俺「…………」
他二人「………」
ひたすらグリルチキン。
俺「俺ら何しに来たんだっけ?」
グラッセ「だからー飲み干すんだよ,フリドリを。」
※フリドリ→フリードリンク
俺「あー忘れてた。」
最近,おバカな事をやるのに疲れていた俺。クレヨンしんちゃんだって大人になる時は来るのだ。
グラッセ「でも全部は無理だなぁー,メロンソーダのみ消し去るか」
俺「やるだけやってみるわ。」
他の二人もテキトーに賛同。
机の上に4つのメロンソーダ。
1時間後。
ポテトをつまみに一人3杯ずつ 完飲。
なにも言わず,お茶を注いでくるグラッセ。
みんなの気持ちは同じだった。
皆,それぞれ飲みたいドリンクを取りにいった。
その後,1時間まったりと過ごす。
もうコメディーの影も形もない。
さすがにフツーに飽きた俺。
俺「なんかしねぇか?」
グラッセ「もう一回挑戦しちゃう?」
俺「えーけだるい。」
グラッセ「………」
俺「なんか面白いことねぇ?」
友達C「うーん。」
友達D「………」
俺「………じゃあさ,店員に怒られるか怒られないかのギリギリ見極めようぜ!!」
グラッセ「おっけ!とにかく怒られないように凄いコトしやぁいいんやろ?」
俺「おう!」
あみだくじにより順番決定。
グラッセ→C→俺→D
グラッセ「俺からかぁ…」
辺りを見回す人参顔。
グラッセ「よし!決めた!」
グラッセはグラスに入った氷を口にふくみフリードリンクコーナー近くの店員に接近。
なんとなく,やることは分かっていた。
しかも,俺の予想では確実に怒られる!!
やってくれたな!グラッセ!
このゲームを一巡を待たずとして幕を降ろす気か!?
俺は…俺は…久々に燃えてんだぜぇーーー!!!!!?
つづく…