万人にうけるコメディーとは
新境地開拓!
えぇーこんにちは"ふぁみ"でございます。
最近の悩み…いえ前々からの悩みと言えるのですが…
「私のコメディーは人気がない!」
これは現実であり評価にも影響を及ぼし,その評価を日々チェックする私の期待を裏切り執筆意欲を大きく削ぐ結果となったしだいであります。
私は自作の問題点を探ってみました。そして見つけたのです。万人にうけるコメディーとは…いたって平凡な主人公に悪さをする,どこかオチャメで掴み処のない異人さん達が織り成すドタバタ! ここまで調べ上げたので実際に作ってみることにしました。
名付けて
「ふぁみプレゼンツ万人にうけるコメディー」
では,どうぞ!
俺は都内の定時制高校に通う"ふぁみ"
平凡な毎日を送る俺だったがあいつが現れてから俺の毎日は地獄絵図に変わった…
あいつは俺の家の屋根を突き破って空から舞い降りてきた…
「これから,ここでお世話になるんこ!よろしくるんこ♪」ってな感じで勝手に居候し始めやがったんだ…
「今日の夕飯はなにるんこ?」
「今日は,るんこちゃんの大好きなハンバーグよ!さぁふぁみも手伝いなさい!」
何故か母親と仲良しになってるし…しかも,るんこちゃんとか呼んじゃって…
つか彼女が言うには
「私,金属バットの神なのるんこ♪」
意味わからん…金属バットに神様がいるのか!?
まぁいいや今日は寝よー!また明日あいつを天に帰す方法を考えるか…
おやす
「ねんなゃ!」
グヘェ…あぁーホームラン!ってなんでやねん!バットは人間打つもんじゃねぇぞ!
「私が寝る前に寝るなんて酷いるんこ!」
泣きたくなってきた…
おい!作者!俺を殺す気か!?勝手な思い付きでバットで人撲らせんな!
「うっせぇなぁ,オメェーの平凡な日常描いても誰も読まねぇだろ!なんだったらスパッと死んだ方がインパクトあっていいかもなぁ!グヘヘ」
やばい…この作者イッてらっしゃる…
この先,俺はどうすればいいんだぁー!
…
……
…………はい!どうでした?
私には,こういった部類のコメディーの才能がないのがよくわかりました。
そして何より性に合わないとわかりました。
まぁ自分のできるコメディーを万人にうけずとも小数の私の小説を読んでくれる方々のために書いていきたいと思います。
では,またお会いしましょう!!ドス!!…
「なにカッコつけてんだるんこ!」
グフェ…つか金属バット使ってんのはヤンキーと高校生球児とお前ぐらいじゃボケェ!!
「生意気言っとったらいてまうぞ!コラ!」
ドス!ガチッ!グチョ!ヌチャ!
あれ?喋り方恐くなってない!?つかやりすぎ………
はい,はい,やね。ではじゃ!
お疲れ様でするんこ!ご主人様!