登場人物他
○ラディ
人間族、勇者。
開始時点で20歳。
勇者として物心ついたときから転戦を続けており、一般常識を覚えたのが遅かった。
そのため、歳の割に言動はまだ子供のようなところがある。
大人、特に勇者はこうあるべきだ、と主張してくる人間が嫌い。
武器の類は大体扱える。
苦手な武器は弓。理由は弓の方が先に壊れるから。
苦手な魔法は回復系統の魔法。
その他の魔法は光と闇も行使可能。
魔法の祈祷対象は上位神が主。
自主的に封印中だが聖剣と武具だけを放り込める収納空間を展開可能。
食べ物などは入れられないのでちょっと不便な模様。
ミィと出会ってから異性への興味は減った、と本人は思っている。
実際には……。
○ミィ
開始時点で11歳(推定)
魔王転生体。
猫族の獣人の容姿だが、実際には両親自体は人間族だった。
先祖返りと思われるが、関係者死去のため不明。
桃色の長髪は背中から腰に届くか届かないかぐらい。
赤ん坊のころからラディと一緒のため、異性の基準はラディであり、ほぼ全ての男性陣が兄より強くない、という評価。
猫の耳と尻尾以外には獣人の特徴が無く、着込んでいればわからない状態。
イアが自分の中にいたことは何年か前から気が付いていたが、変なことだということもわからないので気にしていなかった。
ややある、くびれなし、ややある。
はえてない。
○イア
初代魔王のバックアップをベースにしたいわゆる幽霊に近い特殊存在。
年齢不明。
魔王だったという自覚はあれど、魔王本人は大人だったため、既にその意味では別人であろうと自覚している。
バックアップとしての力と、ミィから一方的にもらった力で一時的に肉体を取り戻す形での実体化が可能。
金髪のセミロング。好きなように髪型も変えられるので時々ツインテール。
魔王時代は生涯孤独であり、自身のバックアップを裏切りの無い疑似家族として扱っていたという記憶があるため、ラディとミィの関係がひどく気になる模様。
ラディへは甘える相手がいなかった反動だと自分では思っているが……。
ややある、くびれややあり、ふつう。
はえてないし、はいてない。
○ルリア
エルフの少女。
年齢不明。
光沢のある緑の長髪、青い瞳。
真実の瞳というレアな能力持ち。
彼女の眼の前では、幻覚魔法やフェイント行為、嘘の言葉等が意味をなさない。
真実のみが見えるため、一般人との会話に問題が出ることもしばしば。
魔力の素質は並……今は。
○カーラ
火竜。
産まれた時から贅沢な食生活のため、まだまだ子供の時期だが圧倒的な成長力を誇っている。
ラディ達の魔力はハチにおけるロイヤルゼリー状態。
実力は本物で、同種とはそのうち余裕で戦えるようになるに違いない。
☆魔法
自分の中、あるいは空気中などにある魔力を捧げものとして祈り、対象の神様から力を借りて行使する手法。
メジャーな属性、魔法とマイナーな属性、魔法が数多くある。
魔法は一度自分にその力を取り込んでから発動となるため、上位神になるほど取り込むのに才能が必要で、行使できるかどうか、対応する属性の数がどうか、で優秀さが違う。
本当にその神様がいるのかどうか、議論になることがあるが力が借りられる以上は存在しているのだという結論がほとんど。