表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

6/10

 母が我が家の勝手口で子猫を見つけたらしい。

 なんとなく気になったので見に行ってみると、ゴム製の長靴の中から頭を出してこっちを見る黄色と白の毛玉が一匹。

 思わず連れ帰る。

 体長は20センチ未満位、体重は1キロも無さそうなのでおそらく生後1、2ヶ月程と思われる。


 元々家には10年前から一緒に暮らす爺さん猫が居るのだが、そいつは警戒気味。

 毛玉が近づくとシャーシャー鳴いて威嚇する。

 飼うにしても毛玉と暫く離しておいた方がいいだろう。

 家族が居ない時は私の部屋に入れておく。

 そうと決まれば車を出して大型スーパーへひとっ走り付き合えよ(スタートユアエンジン)。

 トイレ砂やらは爺さんのを使うとして、必要なのは12ヶ月未満用のエサとシャンプー、あとノミ予防の薬。

 ついでに猫じゃらしと爪研ぎを買ったら3300円になりました。ちくせう。


 買い物を済ませて帰宅すると毛玉を睨む爺さん猫の姿が。

 毛玉が近づく度に爺さんは『オレのそばに近寄るなああーーーーーーーーーッ』とばかりに威嚇しながら逃げる。オイ。11歳(推定)それでいいのか。

 対する毛玉は私の姿を見た途端バリバリと足をよじ登…痛い痛い痛い爪立ってる爪立ってる。

 取り敢えず抱き上げて腕をバリバリやられながらお湯を張った洗面器へぶち込んで全身丸洗痛い痛い痛い爪立ってる爪立ってる。

 ニャーニャー…と言うより『ぴゃーぴゃー』と鳴きながら暴れる毛玉を拭きながら母にエサ用の皿と水の用意を頼む。

 エサを少しだけ小皿に盛ってやるとモリモリと食べる。痩せこけた顔を見るにロクにエサを採れていなかった様だ。

 因みに元ノラの爺さんはこの十年ですっかりデブ猫化。あとオカマ。

 その後濡らしたティッシュで尻を突っつく。こうしないと子猫は排泄しない。

 ………のだが、毛玉は大も小もする様子がない。

 おそらく腸内が空で排泄物が無いのだろう、翌日獣医に連れて行って診てもらうとしよう。

 私も母も夜勤なので毛玉を皿とトイレ、毛布で簡単なベッドを作って私室に放り込んでおいた。

 あ、爺さんの方にもちゃんとエサはやってます。


 6時間後、帰宅すると先に帰っていた母が毛玉の相手をしていた。

 相変わらず毛玉は私が帰ると足をよじ登痛い痛い痛い爪立ってる爪立ってる。

 エサを与えるとモリモリ食べる。いっぺんに食べさせると消化不良を起こすかもしれないので数時間に一度、少しずつ与えるつもりだ。

 食べ終えると毛玉はドッタンバッタン大暴れ。暴れ暴れ暴れまくれげっとあっぷ。

 で、今はこの内容を打ち込んでいる私の太腿の上でねてrいだだだだだだ爪がっ爪がっ。


 因みにこの毛玉、女の子である。名前はどうしようか現在考え中。

 明日へ続く。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ