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ドラエモンのポケット

ママのバックはドラエモンのポケットと同じである。

何でも出てくる。

飴やガム・チョコレートは当たり前。

健康食品まで飛び出す。

外食するときにも使用するつもりで持ち歩いているそうである。

だが

持ち歩いてはいるが使用するのを忘れてしまうらしい。

一向に減らない。

そのうえ新商品が出ると どうしても買いたくなるらしい。

試さずには居られないのである。

人一倍健康には気をつけている。


先日 ビタミンCのボトルを持ってきた。

ほとんど飲んでいないような中身である。

「これ・・ここに置いておいたら誰か飲むよね〜!?」

とママがビタミンCのボトルを取り出した。

最初に友子がふたを開けた。

「ずいぶん 大きなダブレットだね?」

そういいながら取りだした。

確かに大きい・・

薬が苦手な私には飲み込むのが無理そうな大きさである。

私は断念した。


実は8人ともメタボのことを気にしてない振りをしているが

内心 とても気にしているのだ。

だが病気なので仕方が無い。

空気を吸うだけでも体重は増加する。

成長期なのである。

健康な証拠とも言える。←な馬鹿な!?


そのタブレットを取り出したとたん

取り出した友子・持ってきたママ・飲むのを断念した私

以外の人の手が伸びた。

私たちにもくれ!と その手は言っていた。

手のひらにも口が付いているのである。

その日を境にタブレットを飲みだした。

だが タブレットのことを記憶している人は居ない。

思い出したように友子が飲もうとするときだけ

手を出すのである。

口に入るものは拒まない。

それもまた あの病気の特徴である。


それでも最近はおとなしく過ごしている。

あの<あるある大辞典>の放送が中止になったからである。

あの放送が流れていたときは必死だった。

誰も運動をする気は無い。

苦しいことは目を瞑り楽して痩せるのなら試してみたい。

運動の時には目もくれないが

食べるだけで痩せる!などと言うタイトルのときは必死なのだ。

目を皿のようにして放送を見る。

普段はすぐに行動に移さないのに 即座に買い物。

放送の次の日は その商品をゲットするのに力を注ぐ。

その行動力には驚かされる。


勿論 効果が出た人は居ない。

なぜなら その情熱は長く続かないのだ。

翌週は また違う方法を試している。

流されやすい性格である。


痩せるどころか増える場合もある。

カスピ海ヨーグルトのときは笑ってしまう。

お通じがよくなって痩せる。

と言うのがうたい文句だったが・・・

このヨーグルトには味が無いため食べにくい。

その上 少し粘りのようなトロミがあって食べにくかった。

くだものと合えると良い。っと言われていたが

食べにくいからと言って糖分を加え

バナナにかけて食べている人が居た。

ここでは名は伏せておこう。

あんたもあんたもやってたよね?

勿論私もやってみた。


これを食べるのはいいが

結構なカロリーなはずである。

これを 今までの昼食+○○○なのである。

これでは痩せるはずが無い。

だが本人は気が付かない。

「なぜ減らないのだろう〜!?」と

疑問がっているのが私には疑問だった。

勿論 この無駄な努力の習慣も長くは続かなかったのは言うまでも無い。


「トントン食べる?」

綺麗なおねぇさんが聞いている。

ダイエットに気をつけてるトントンが断ると

「トントン 仲良くしよう〜♪」とウーロン茶がトントンを誘う。

今 そんなウーロン茶のCMが流れている。

ウーロン茶を飲みながら食べよ!と言うCMのオチらしいが・・・!?

ウーロン茶を飲むと太らないのか〜!?

そんなことは絶対にありえない。

なぜなら 私たちのお茶飲みは ウーロン茶を愛用していたときもあったのだ。

今じゃ すっかりトントン化してしまった。

効果があるならメタボな生活とオサラバしていたはずである。



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