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はずむ?会話

真由美が突然叫んだ。

「このお菓子 一袋で1000カロリー以上あるよ!」

「大丈夫だよ!一人で全部食べるわけじゃないし」

とマサ子が落ち着き払って袋を真由美から奪い封を開けた。

東京ケーキ?

鈴カステラ?

どういえば解ってもらえるのか解らないが

それを油で揚げグラニュー糖をまぶしたものである。

以下 どれが誰の台詞なのかは ご想像にお任せします。


「そういえば源氏パイのカロリーも多かったよね?」

「あれ・・この間一人で三日くらいで食べちゃった。」

「うそでしょう〜!?」

「ついつい食べちゃったの。」

「あんた!この間かりんとうの話もしてなかった?」

「うん。最近かりんとうに凝ってて・・・」

「いやぁ〜かりんとうは美味しいよ!」

「そうだよねぇ〜昔からあるお菓子だけど馬鹿には出来ない。」

「私ね〜全部食べちゃうのが怖いから二階に上げちゃうの」

「そうそう!そばにあると食べちゃうからね」

「何言ってるの〜二階にあげたらTVを見ながら

 一人隠れて食べるのと同じじゃないの?」

「あんた・・・見てるの?」

「そんなの見なくてもわかるってば!」

「実は私も二階にお菓子隠す。」

「それは取られないようにでしょう?」

「なつかしいねぇ〜子どもに全部食べられないように

 おやつの保管場所って変えたもんだわ」

「私もやった!でも子どもって見つけるのが上手」

「そうそう!気が付いたら 全部無いの。」

「あ!私最後の一つで子どもが喧嘩しないように隠してた。」

「くだものとか?高級菓子じゃないの?」

「それって自分が食べるためでしょう?」

「お!否定しないんだね^^」

「でもさぁ〜」

「どうした?」

「最近・・・隠した場所を忘れるの?」

「えぇ〜!? それってヤバクない?」

「やっぱり やばい?」

「お菓子のありかなら私は絶対に忘れないよ!」

「あんたの場合は そうだろうね〜」

「やっぱり ヤバイ?」

「だけど〜隠れて食べるおやつの味って数倍美味しく感じられるよね」

「そうそう〜バレルかも?ってスリルがいいのよ!」

「何がスリルよ! 旦那にまた食べてるのか!?

 って小言を言われたくないんだけでしょう?」

「最近 うるさいんだよねぇ〜

 自分は毎日酒飲むくせに!

 またケーキ食ってるのか?って言うんだ〜」

「うちは一緒にケーキたべるからなぁ〜大丈夫だよ!」

「ねぇ〜ねぇ〜ヤバイ?」

「そういやぁ〜バナナダイエット試してみた?」

「いやぁ〜あれって無理だよ!」

「どうして?」

「カロリー計算が簡単だからバナナを食べるだけで

 運動もしっかりしなきゃいけないんだもん」

「運動が必要なら無理だわ〜」

「ねぇ〜ねぇ〜ヤバイの?」


お菓子の隠し場所を忘れるのはヤバイのかヤバクないのか?

興味の無いことは一切無視して進んでいく会話。

人の話を聞いているのか聞いていないのか?

怪しい会話は 止まることは無い。

勿論 広げたお菓子が底をつくまでの僅かな時間ではあるが・・・・。





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