表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/54

進化するメタボ

今日は集まりに少し遅れてしまった。

心配すると思って電話連絡をしておいた。

到着すると みんなで玄関まで出迎えに来てくれてた。

そして一言

「えぇ〜何にも持って無いじゃないの〜!?」

なんじゃいな・・その一言は・・・。


遅れてくるって聞いたとき。

何かを作ってて それを持ってくるために遅れる。

そう思い込んでしまったようである。

一体誰がそんなことを言い出したのか?

すっかり そう信じてしまっての出迎えであった。

手ぶらだと知ったとたん寂しいもので

さっさと中へ入って行ってしまったのである。

まさに手のひらを返したような変貌であった。


待っていたのは私ではなく口に入るものだったのだ。

そう解ってなんだか当然だな。

このメンバーだもん。

そう思ってしまったのも嘘ではない。

世の中そんなもんだよね。


今 私たちの間で流行っているのは炊飯器料理である。

今頃になってなんでだ?

そう思われるかもしれないが流行っていたときには 

それを試してみることが出来なかったのである。

なぜなら・・・

炊飯器が空いているときが無いのである。

日中は必ずご飯が入っている。

夜は次の日の朝のためにタイマーセットがしてある。

従って試してみたことが無かった。

たまたま

新しい炊飯器を購入したので始めて試してみたのだ。

それが意外なことに重宝なのである。

今じゃお宝扱い。

無くてはならない料理器具である。

なぜか〜!?

炊飯器は焦げることが無い。

水分が無くなると保温に切り替わるのである。

炊飯器は部屋の温度を上げない。

ガスでの煮炊きと違って夏には打ってつけである。

炊飯器はその場を離れても安全。

材料をぶち込んでスイッチを押すだけである。

圧力鍋のような手間は要らない。

スイッチさえ押すと外出してても

昼寝をしていても構わないのだ。

夢の器具を手にした気分である。


目下・・黒豆ご飯が流行中。

一度私が作っていったら

珍しく家の帰って作ってみた人が続出。

このグループでは珍しいことである。

よっぽど気に入ったようだ。


だが この炊飯器料理

外出するために使うのであれば問題ないのであるが

私たちは昼寝に時間を充てている。

それが危険なのではないだろうか?

目下の心配は そのことである。


出不精がデブ症に移行してメタボを悪化させてしまうのではないか?

炊飯器料理によって体を使う時間が減っていることに

心を痛めないではいられない。

炊飯器料理を推薦した私はメタボを増やした罪で

天国へは行けないかもしれない。

出来上がりが鍋より美味しいのが罪なんだ!

スイッチポン!一つで出来上がるのが罪なんだ!


メタボは体を如何に動かさないで済ませるか

そのことにかけては頭が働き工夫する生き物なのだ。

そのことがよく解った今日この頃である。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ