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騙されないぞ!

畑の野菜も大きく実り

どの家庭も自分の家の作物の収穫に戸惑うこの頃・・・。

キュウリにトマトにさや豆系・・・

なり始めると手に負えない。

捨てることなんて勿体無くて出来ないメタボ人。

貰ってくれる人を探すことで頭がいっぱいになります。


「だれか!キュウリいらない?」

「うちにもあるのよねぇ〜」

「貰ったばかりなのに 旦那も貰ってきたのよ〜」

よく効く台詞である。

だが・・我が軍団には余すものなど無い。

無敵な軍団である。


一日私が顔を出さなかった次の日

冷蔵庫の中にビニールに包まれた塊が

「ねぇ〜何が入ってるの?」と私

「あ!それねぇ〜あんたの分なの」

といったままの顔がなんとなく変。

中から出てきたのは10本以上あるキュウリだった。

「一人 こんなにあたるの?」と聞いた。

「そうだよ〜」とママ

今度は何食わぬいつもの顔であった。

でもあきちゃんの顔がなんとなく変。

これはなんかあるぞ!

確かに怪しい。

「ねぇ〜このキュウリので何処はどこなの?」と聞いてみた。

「それ?それは私が持ってきたの」とともちゃんが。

出何処は安全じゃないの〜!?

「一人こんなに.あたるなんて〜何本貰ってきたの?」

この質問に対して周りの顔が反応した。

こりゃぁ〜なんかあるな〜!?

「何があったの?」

一番弱い秋ちゃんにふってみようかと思ったけれど

それじゃぁ〜板ばさみで可哀想だと思い

主犯格にほぼ間違いないだろうママにふった。

「このキュウリはなんだい?」

ママは 堂々と答えた。

「このキュウリは漬物になるんだよ!」


これは昨日の話である。

前の日 実家からキュウリを貰ってきたともちゃんの家で

帰ってきた旦那までもがキュウリを他所から頂いてきた。

こんなに食べきれないということで 

ここに持ってきたキュウリを

昨日居た者たちで分けようとしたとき

ママが「浅漬け食べたいね。」と呟いたそうだ。

分けちゃうと浅漬けするには ちょっと足りないので

サラダに使うぶんだけ分けて持って帰ったそうである。

で・・残ったキュウリ。

これだけ私に持って帰させると食べきれないから

絶対に浅漬けになって帰ってくるとふんだそうだ。


その手に乗るもんか!

食べたきゃ自分で作れ!!

残ってたきゅうりを一本ずつみんなの前に並べてやった。

「味噌でも つけてお食べ!」

油断も隙もありゃしない。

何でも私に押し付けようとするんだから〜

食べたいものを作るのは いつも私の仕事になってしまっている。

みんなだって自宅では自分で作ってるはずなのに!

なんて私って人がいいのだろう^^

やさしすぎよね!

と自分を褒めておこうかな?


となんだかんだ言いながら

実は・・・

キャベツ丸ごと買ってあったのに

すっかり忘れてまた買っちゃった。

仕方が無いから一玉使ってキャベツの浅漬けを作ってる。

勿論 食べきれないから

明日 持って行く予定。


世の中上手く言ってるもんんで

あいつらのお口には浅漬けが入ることになっている。

世の中 回してるのはあいつらなのか〜!?

メタボになると食べることには異常な能力が働くようである。

食べ物が向こうから寄ってくるのである。


あぁ〜

明日 浅漬けを食べながら 

「おにぎり食べたくなっちゃった!」

呟く声(叫ぶかもしれない)が

明日を待たずに聞こえる気がするのは幻聴だろうか?



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