血の対決
「○○ちゃん!ママの秘密をコッソリ教えて!」
私は恵美ちゃんのお子様にお願いしてみた。
「ママ!今日はケーキが来るんだよね!?」と○○ちゃんが言った。
彼女はここをしっかり読んで知っていた。
○○ちゃんは恵美ちゃんのお子様である。
その後も
「ママはロールケーキ食べたんだって!」
と言われたことがあるらしい。
しっかり続きも読んでいるようだ。
その○○ちゃんが
「ママのネタなら いっぱいあるのに〜」
と恵美ちゃんに言っていたと聞いたので↑でお願いしてみた。
恵美ちゃんは自宅でも楽しい母らしい。
是非 ネタの提供をお願いしいものだ。
先日 恵美ちゃんと大量の段ボール箱をたたんだ。
気が付いたとき恵美ちゃんはたたんだダンボールを綺麗に揃えていたが
私は揃えていなかった。
向きがバラバラの潰された箱を足で抑えながら重ねていた。
それを見た恵美ちゃんは
「えぇ〜揃えてないの?損した気分!」と
その後 向きを気にせず重ねていった。
順応性は抜群である。
やっとの思いで潰し終えたダンボールを捨てて仕事は終了したのだが・・・
なんだか指が痛い。
私は自分の指を見て愕いた!←オーバー〜!?
「血!血!!血が出てる!!!」
血を確認したとたん気弱になる。
傷から溢れた血が一粒 床に落ちた。
あぁぁぁ。。。
一粒・・二粒・・・
あぁぁぁ〜傷は深いぞ!重症だ!
出血多量で貧血に〜!?
あいにく三粒目は落ちなかった。
私は三粒目が落ちないのを確認して正気に戻った。
復帰は早い。←騒ぎすぎだって〜!?
サビオを取りに行った恵美子が帰ってきて手当てしてくれた。
サビオを巻いたとたん元気を取り戻した私は・・・
「恵美ちゃんの腕・・いっぱい切れてるよ!」
恵美子の腕に擦り傷がいっぱい出来てることに気が付いた。
周りを見る余裕が出てきたのだ。
潰したダンボールを捨てに行くときに切ったようである。
「えぇぇぇ。。。」
恵美子は自分の腕を確認して悲鳴を上げる。
「ぎゃぁ〜切れてる!血!血!!」
今度は恵美子の番である。
私がサビオを取りに行きかけた時・・・
「血が出てない!」恵美子が言った。
探したが血が出てないことを嘆いていたのだった。
血は私たちの勲章なのだ!
私は恵美子に勝ち誇った顔で言った。
「私の方が重症だね。」
これで一日私の天下である。
奴隷を一人手に入れたようなものだ。
幸せな一日の始まりである。
「負けたか・・・。」
恵美子が深いため息と一緒に呟いた。
その日の不幸を覚悟したようである。