メタボの法則
メタボな体内には時計が二つ内蔵されている。
一つは勿論<腹時計>である。
これは正確で10時と15時になるとアラームが鳴る。
おやつの時間である。
お茶飲みの時間を開始する合図なのだ。
10時のアラームで8人は集まる。
最初に入ってきた人が湯飲みを揃え
次の人がおやつを選ぶ。
戸棚の中にはおやつがギッシリと詰められ
選り取りみどりなのだ。
共通する好みは<腹に貯まるもの>
脂肪として蓄えるのであるから貯まるで正しい。
チョコパイやカスタードケーキなど
大袋に入った10個入った商品である。
あれを私たちは豪華版と呼ぶ。
おやつには決まりがある。
豪華版を選択した日は
後 100円クラスのお菓子しか選んではいけない。
「まだ食べるのか〜!?」
とビックリされるかもしれないが
甘いものを食べたら欲しくなるのはしょっぱいものである。←(辛いとも言うらしい。)
↑
塩辛いってことだが このあたりは しょっぱいものと言う。
甘い→しょっぱい→甘い→しょっぱい→甘い・・・・はエンドレスである。
これを<メタボの法則 エンドレスの誘惑>と言う。
もう一つの時計は 腹では無く<目>にある。
目時計なるものである。
視覚が脳に働きかけるのだ。
8時 12時 18時
<この時間を指す時計の針を目にすると食事を取らなければいけない。>
と言う伝達が脳に送られ箸を手にしてしまう。
たとえ腹が拒否していても脳の力で無視されてしまうのだ。
これは以前 説明した<トン病>の症状なので逆らうことが出来ない。
パブロスの犬と同じで脳にすり込まれるのである。
時計の針を見ると発動するこの現象を
<メタボの法則 腹いっぱいの奇跡>と言う。
この法則のため 空腹とは無縁である。
食事を忘れることなどありえないのだ。
内蔵された二つの時計は正確である。
この時計を破壊しない限り
メタボから逃れることは出来ない。
メタボとは 厄介なものである。