表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/54

メタボの法則

メタボな体内には時計が二つ内蔵されている。

一つは勿論<腹時計>である。

これは正確で10時と15時になるとアラームが鳴る。

おやつの時間である。

お茶飲みの時間を開始する合図なのだ。



10時のアラームで8人は集まる。

最初に入ってきた人が湯飲みを揃え

次の人がおやつを選ぶ。

戸棚の中にはおやつがギッシリと詰められ

選り取りみどりなのだ。

共通する好みは<腹に貯まるもの>

脂肪として蓄えるのであるから貯まるで正しい。

チョコパイやカスタードケーキなど

大袋に入った10個入った商品である。

あれを私たちは豪華版と呼ぶ。

おやつには決まりがある。

豪華版を選択した日は

後 100円クラスのお菓子しか選んではいけない。

「まだ食べるのか〜!?」

とビックリされるかもしれないが

甘いものを食べたら欲しくなるのはしょっぱいものである。←(辛いとも言うらしい。)

塩辛いってことだが このあたりは しょっぱいものと言う。


甘い→しょっぱい→甘い→しょっぱい→甘い・・・・はエンドレスである。

これを<メタボの法則 エンドレスの誘惑>と言う。




もう一つの時計は 腹では無く<目>にある。

目時計なるものである。

視覚が脳に働きかけるのだ。

8時 12時 18時

<この時間を指す時計の針を目にすると食事を取らなければいけない。>

と言う伝達が脳に送られ箸を手にしてしまう。

たとえ腹が拒否していても脳の力で無視されてしまうのだ。

これは以前 説明した<トン病>の症状なので逆らうことが出来ない。

パブロスの犬と同じで脳にすり込まれるのである。

時計の針を見ると発動するこの現象を

<メタボの法則 腹いっぱいの奇跡>と言う。

この法則のため 空腹とは無縁である。

食事を忘れることなどありえないのだ。



内蔵された二つの時計は正確である。

この時計を破壊しない限り

メタボから逃れることは出来ない。

メタボとは 厄介なものである。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ