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異界拉麺店主手記  作者: 月丘 涼
第一章 とりあえずの一杯のための材料
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第二話 拠点(=水)を探せ (2)

湧き水。それは地域住民の与えられる恵みである。


 まぁ、そんな言葉はないんだけど日本人なら毎日でも汲みに行く人がいるくらいだし、あながち間違っちゃいない。

 中世西洋でも綺麗な水って重要だったし、濾過装置がなければ、基本雨水だったはず。

 雨が降らない時は泥水でも啜っていたって何かに書かれていた気がする。


 そんなわけで湧き水で有名な町以上の規模を持つ場所を条件に情報を集めたところ候補に挙がったのはとりあえず二つ、


・エルフの森(と呼ばれているが、エルフの(ほぼ)単一民族国家) 首都 森の都

・グルディア王国 ドコロダイ


 森の都は、エルフ国家の首都なだけあって規模がでかいし、霊水として有名らしい。しかも、普通に汲めるとか。

 ただ、考えてみたら結構排他的なところがあるエルフの国で今までに無い物を他の民族が売っても買ってくれなさそうだなぁ。

 

 ドコロダイの方は、森の交差点と呼ばれる商業の経由地らしい。

 でっかい森の中で、東西南北に分かれる主要貿易路の交差点にいちする休憩点だ。

 この街で売り買いをすることでその先の街まで行かなくても特産品を手に入れることが可能なため中継地だけではなく商業地としても成り立っているらしい。

 滾々と出る湧き水が、森を歩いた旅人の疲れを癒すそうだ。


 ここまで集めて、俺はドコロダイに向かうことに決めた。

 商業地なら、多くの人が来るし、物資も結構入ってくる。

 あとは軟水かどうか確認するだけだ。

 

3月20日 脱字修正

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