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異界拉麺店主手記  作者: 月丘 涼
第二章 認知度を広げるために見られる屋台
18/21

第十六話 ふりだしに戻る


 失敗。それは成功の母。


 あれから1週間立ちました。

 屋台の製図と契約書がそろそろ出来上がるのでそわそわしているとかそんなウキウキした気持ちであれば良かった。

 俺の今のテンションは駄々下がりの底なし沼です。


 1週間前に部屋貸し商人と別れてから冒険者ギルドの工房で豚骨スープを試していたんだけど、うまくいかない。

 下処理をしっかりとやれば嫌な臭みは取れるはずなんだけど取れない。

 洗い方を変え、煮込み時間を変え、他に投入する具材を変えと色々試してみたけど、成功例にたどり着けない。

 市場の肉屋にコツを聞こうとしたら誰も知らないと言う。

 そりゃ、骨を煮込んでスープを取るっていう発想自体がないんだもんこの世界。

 スープを取るための骨の下処理なんて誰も知っているわけがない。


 orz


 もう少し頑張って色々トライしたんが全部失敗。

 仕方ないので気分転換にうまくいってた鶏スープを作ろうとしたんだけど……

 こちらも失敗しました。


 

 何故!


 ホワイ!?


 何故にホワイ!?


 

 1回目、2回目がうまく行き過ぎたのか!?

 これがビギナーズラックってやつだったのか!?

 う~ん、メモが取りたい。

 でも、安価な紙ないんだよなぁ。

 

 この前の羊皮紙は、しっかりとお願いしたかったから製図用にってことで買ったものでとんでもなく高かったし。

 インクもなぁ。


 アレコレ試行錯誤するには日本だったらレシートの裏でらくらくメモできるんだけど


 ああああああ。ラーメンから思考が離れてく。

 俺はただうんまいラーメンが食いたいだけなのに!

 

 

感想がものすごく増えてて嬉しいです。

昨日は忙しかったので一日更新を休みました。

楽しみされていた方は申し訳ありません。


感想の中で"着眼点が面白いだけにもったいない"および"異世界の必要性が感じられないor異世界に感じられない"

と言った意見が多くてグサッときました。

これから頑張りたいと思います。

文章だけでおいしさ伝える訓練ができる方法募集中。

"しゃっきりぽん"とか"うーまーいーぞービーム"以外で




誤字、脱字、感想、ツッコミをお待ちしております

あと、小説情報に入れるべきキーワード募集中!

もひとつ、オススメ小説もよろしく!希望はファンタジーorSFで



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