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大谷翔平選手関連

大谷翔平の姿をした神(改題: 大谷翔平選手について、今思うこと(2025年10月18日)

作者: 恵美乃海

学生時代の同期のグループLINEで、メンバーから本日(2025年10月18日)、私宛に

「大谷についてどう思うか」

との質問を受けました。それに対する回答コメントが、元々の文章でした。

本サイトへの投稿にあたり一部加筆し、また投稿後も数度にわたり加筆いたしました。

 才能、容姿、スタイル抜群。

 性格も茶目っ気があり、永遠の野球少年というイメージの爽やかさ。

 真美子夫人もとても可愛くて好感度抜群。


 長い歴史を持つメジャーリーグでも誰もできなかった二刀流(ベーブ・ルース以来とよく言われますが、ベーブ・ルースはもともとピッチャーだったのが、バッターに転向するその過程において、たまたまふた桁勝利、ふた桁ホームランの年もあったと言うに過ぎないと思います。日本の野球界でも戦前には、宮武三郎とか景浦將とか投打にわたって実績を残した選手はいます。

 でも大谷翔平選手は、投打どちらもそのウェイトが高く、しかも3シーズン連続で投打にわたって突出した記録を残したという点でメジャー史上でも唯一無二の選手と言ってよいと思います)をやってしまう。


 漫画も小説も超えたドラマチックでパーフェクトなヒーロー物語の主人公ですね。


 残している記録にも増して、その人間性が素晴らしいと思います。

人としての品格の高さを如実に感じます。

加えて普段は常ににこやかな表情で、見た目からも好印象を持ってしまいます。


 アメリカでは民族的にはマイナーな存在であろう日本人が、あれだけの成績を残しているのに、反感や、やっかみを買うこともなく、メジャーの他チームのプレーヤーたちが、大谷選手に近づいて話しかけたがっている。一緒に写真を撮りたがるというのが凄いです。

 ファンにも、それから他のプレーヤーからもこれだけ愛されている、それも尊敬の気持ちとともに愛されているスター選手というのは、他のスポーツを含めても極めて稀なのではないでしょうか。


ドジャースのベンチ付近の席で見ていた対戦相手のチームのファンが試合中ずっと野次っていたのを、大谷選手がホームランを打って、ダイヤモンドを周って生還したあと、そのファンのところに行ってハイタッチする。

粋だなあ、と賛嘆してしまいました。


そういうことができるのは、野球というゲームが大好きで、自分の心の中に、楽しさを基調とした余裕があり、そしてプレーする自分を見守る周囲に対しても、愛情をもって眺めているからなのだろうなあ、と思います。



 で、スポーツ観戦者としての私は、ですけど、

 私のように物心ついた頃から、特に相撲と野球の記録とか歴史に多大の興味を持ち続けていると、その世界での常識の範囲というものが心に染み付いています。それを超えてしまうプレーヤーを見せられるというのは、これが現実の出来事なのだと思うと、心がざわめき過ぎて精神的にはかなりきついです。


 メジャーリーグで、その他のスーパースターと言われている選手を見ても、

「大谷翔平に比べたら可愛いもんだ」

 という目でしか見られなくなってしまっています。


 大谷翔平選手以外の全ての選手が、なんだか愛おしく思えてしまいます。


 私、個人的には、スーパースターのドラマチックなヒーロー物語よりは、

 平凡な才能の選手たちによる、

 小さくてささやかなドラマの重なり。そんなゲームを見続けるほうが好きなようです。


 付け加えると、スターであってもそのキャラクターが、「出来過ぎクン」ではないイメージのプレーヤーだったら、ドラマチックなヒーロー物語であっても結構楽しく見るだろうな、と思います。

 大谷翔平選手は、普通人の感覚で言えは、パーフェクト過ぎて、

 ファン目線で水平線上で見るというよりは、

 私にとっては、ひたすら仰ぎ見る宗教的崇拝対象ですね。


大谷翔平選手が出場している試合を観戦する、というのは私にとっては楽しみではなく、神様の成せる業をただただ見させていただく。そんな気持ちになってしまいます。

で、私はその宗教の信者では無いわけですし。

実際のところは、対戦チームの各選手やドジャースのその他の選手たちに思いを込めて、なるべく楽しく観戦できるよう心がけてはいますけど。


できることなら、

 大谷翔平選手には、少年時代。

 せいぜい10代のときに出会えていたらなあ、

 と、そんなことを思ってしまっています。


 年を取ってから、こんな凄いものを見せられるよりは、

 大人になってからの人生で、

「あの大谷に比べたら、今の選手は…」

 というスタンスで見るほうが気が楽です。


 大谷翔平選手が出現するまでは、

 上記の「大谷」を「ON」に置き換えて、それで心の中で楽しんでいたのですけどね。

俺は現役時代のONを、物心ついたときから見続けてきたんだぞ(長嶋が引退したのは私が高校2年、王が引退したのは私が社会人1年目の時でした)ということを自慢話にして、野球観戦歴の余生をのんびり過ごす爺さんになるはずでしたのに…



今日は、6イニング無失点10奪三振&ホームラン3本ですか。

既述した私の、スポーツ観戦に関する慎ましやかな小市民的心情などどこ吹く風の、ドラマチックで圧倒的なヒロイックファンタジー。


笑うしかないですね。

もう好きなように、どこまでもやってちょうだい、

です。


大谷選手には、投打で伝説的な凄い記録を残し、栄光の頂点に立ち(現時点で既にそうですけど)、史上最高の野球選手という評価、そのパフォーマンスを保ったまま、イメージが低下することなく、なるべく早い時期に引退していただく。

そして、ポスト大谷翔平。全世界の野球の歴史上、最高の英雄が去ったあとの時代をのんびりと観戦したいものだ。

そんなことを心の中で願っていたのですけど。


ドジャース入団時に、10年契約を結んだ大谷翔平選手。

あと8年間、

ワールドシリーズで勝ち続けるドジャースと、

パーフェクトベースボールヒーローであり続ける大谷翔平選手を、これからも見ていくことになるのかしらん。


がんばって長生きします。


それに、メジャーリーグであっても、大谷翔平選手が出場しない試合も時々はテレビ放映してくれますし、日本のプロ野球、社会人野球、大学野球、高校野球に大谷翔平選手は存在していませんので、いつまで続くか分からない大谷翔平選手が存在する時代も、自分なりに工夫して楽しんでいこうと思います。



改題後のタイトルは、1986年のプレーオフで、1試合に63得点したマイケル・ジョーダンについて、対戦相手だったラリー・バードが

「あれはマイケル・ジョーダンの姿をした神だ」

と語った台詞を使わせていただきました。

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