表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/18

カチカチ山 4

乙姫たち、三人のタイムトラベラーは、互いに存在を巡る情報をリンクした。


三人のタイムトラベラーは、これで連絡が取れるようになった。


リンクのおかげで、三人は同じ時間世界にとどまり、一人だけでほかの時間の世界に流失してしまう事故を防ぐことができた。


さらに、乙姫は、この世界のコトバを自由に使えない若い男、彼は、浦島太郎と呼ばれていたのだが、乙姫は彼をサポートするために、頻繁に行動を共にしていた。


乙姫は、浦島太郎探偵事務所を訪れることもあった。


一方では、乙姫の仕事は順調過ぎるくらいに進んでいった。


乙姫の仕事は間もなく完結して、乙姫はタイムトラベラーの会社の本社に呼び戻されるだろう。そのとき、あの若い男、浦島太郎がこの世界でどうやってスムーズに世渡りをやっていくのだろう。乙姫は、それが気がかりでならなかった。


      *       *


乙姫は、浦島太郎と行動を共にすることで分かったことがあったなら、報告するように亀さんに頼まれていた。


乙姫、亀の浦島太郎や浦島太郎探偵事務所で起こっているこについて頻繁にリポートを書いた。


このリポートの代わりに乙姫の仕事を解決しよう。そう、乙姫は、亀に頼まれていた。


乙姫こ見立てによると、浦島太郎や浦島太郎探偵事務所は、何かほかのタイムトラベラーの機関のエージェントとして働いているようだ。怪しげなやつが、浦島太郎や浦島太郎探偵事務所を経済的に支えている。


浦島太郎は、不思議な自動預払機(ATM)にときどき立ち寄ると、人が現金を引き出すように、柿の種子を引き出している。


それを見て、乙姫は、浦島太郎と柿の木の種子の関係に興味を持ち、注目した。


すると、浦島太郎が柿の木の種子をお金のように使い、生活していることも分かった。この世界では、柿の木の種子が流通している。


乙姫は、その柿の木の種子がどのように使われるのか、この興味深い事実を亀さんにリポートした。



      *       *


亀さんは、乙姫の仕事ぶりに満足したらしく、乙姫の抱える仕事を解決するために重要な手掛かりを乙姫に提供した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ