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カチカチ山 1

カチカチ山 1


男が、乙姫にきついタックルをかました。


乙姫は、おかけでスマホを地面に落とした。


男は、乙姫に謝ることもなく、走って逃げた。


乙姫の中に、自分でも思いもよらないほどの大きな怒りが、自分の中に生じたのを感じた。


乙姫は、男を追ってかけだした。しかし、男は、すでに遠くの角を曲がって行ってしまっていた。


それでも乙姫は、男を追うのをやめなかった。乙姫も男の曲がった角を曲がった。しかし、乙姫が角を曲がった時には、乙姫が曲がった道の先には、男の姿はなかった。


乙姫は、男に逃げられてしまったのか?


乙姫は、迷った。


次の瞬間、乙姫の先の方で誰かが転倒した。それも、地面に柔道の投げ技をかけられて、背中から地面にたたきつけられた。そんな音だった。


同時にギャッといううめき声が先の方から聞こえた。


乙姫は、人の投げ捨てられた物音がした角を曲がって見ると、やはり、男が仰向けになって倒れていた。それも、その男は、乙姫にタックルしてきた男のようだ。


どんな災難が、襲ったのかと乙姫は、思った。男にくだった罰を見てみたいと乙姫は思った。


男は曲がってすぐのところに仰向けになって倒れていた。


そして、乙姫は、大きな亀が仰向けに倒れている男のことを見守っているのに気づいた。


亀は、心配そうな顔つきで、仰向けに倒れている様子を見ていた。


亀は、乙姫が駆け寄って来たことに気づくと、言った。


「お嬢さん、この人は、あなたのお知り合いですか?」


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