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OVER THE LEFT !  ~あるいは、ある親バカ社長秘書の備忘録~  作者: 風花てい(koharu)
月を仰ぎて花を愛ず
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月を仰ぎて花を愛ず 10


 フィクサーとは、通常の手段を踏まずとも物事の決定に介入するだけの力を持った仲介者的な役割を持つ人物をいう。


 言い換えれば、普通の手段では介入できないことがあるからこそ、フィクサーという役割がある。 

 表沙汰にはできない、または順序良く法律や手続きを踏んでいる余裕がない、あるいは後ろ暗い事があるからこそ必要とされる影の人物。それがフィクサー。黒幕とも呼ばれる。


『終戦間際から終戦直後にかけて、戦争の終結と戦後処理のために裏で奔走した人物に、《男爵》と呼ばれた男がいました。本名は桐生喬久。華麗にして豪放磊落、どんなに金を積まれても、どんな大義名分を掲げられても、自分の美学に反することには絶対に手を貸さない人物だったといいます。桐生喬久の書生だった六条氏は、喬久の死後、彼の仕事を引き継ぎました。そして、喬久が残した人脈とか情報を最大限に利用して、裏側から、この国の近代化を急速に進めるための手助けを行い、それによって手に入れた莫大な報酬を六条傘下のダミー会社の収入、あるいは六条建設など実体のある会社が請け負う仕事として受け取っていたと言われています』



(なんて、こった……)


 菱屋と別れてから浴びるほど飲んだ俺は、六条家に続く坂道を足取り重く歩いていた。

 菱屋の言うことを真に受けるのは癪だが、思い当たる事が多すぎる。六条傘下の会社のうち、俺が関わったことがあるのは半分程度でしかなく、残りの半分の会社は、社長秘書の肩書きを持つ俺をして、実体がわからない。


 営業しているようにも見えないのに、どこからともなく入ってくる大きな仕事も、同じような仕事をしているはずなのに、なにやら秘密めかした匂いのする同僚の秘書たちも、なにもかも、社長の後ろ暗い仕事を世間から隠すための仕掛けでしかないのかもしれない。


「父さん、母さん、ゴメン。あなたの息子が就職したのは、ブラックの中でも特別に黒くて真っ黒けっけの会社だったようです」

 俺は、夜空を仰ぐと、樹々の影から顔を出している月に向かって両親への謝罪の言葉を述べた。そのまま歩き出そうとして、足がもつれる。どうやら、自分が思っている以上に酔っ払っているらしい。顔から地面に突っ込むようにして転んだ俺は、上手に立ち上がれずに、また転んだ。 

 2度も転んだせいで、悪くないほうの足の膝がひどく痛かった。頬も痛い。触れてみると、擦り傷になっているような感触があった。血も出ているようだ。なんだか、大声で泣きたくなってきた。


「でも…… でも、だよ」

 なんとか立ち上がり、痛めてしまった右足と昔から痛んでいる左足を引きずって坂道を上がりながら、俺は、ろれつの回らない舌でブツブツと呟き続けた。

「でもさ、でも、ね。俺はぁ……だな」

 格子門にすがりつくようにして通用門を開け、よろよろと歩き続けてやっと、俺は、六条家の広すぎる玄関ホールに倒れこんだ。大理石の冷たさが、頬に心地いい。俺は、力の抜けきったため息を吐くと、目を瞑った。


 うとうとと眠りに落ちる直前、どこかで小さな悲鳴が聞こえた。 


「紅、子、さま?」

 薄目を開け、寝転んだまま声の主を探して頭を動かす。だがよく見えない。暗いからだ。それはそうだ。真夜中だからな。……と思うと同時に、玄関ホールの明かりが一斉に点灯した。


「葛笠さん、大丈夫?!」

 頭の上で紅子の声がした。その声を聞きつけて、次から次へと人が駆け寄ってくる。和臣もいたし、引きこもっているはずの紫乃も出てきた。社長もいる。


「こんなに酔っ払って、どうしたの?」

「ああ、もう。怪我しているじゃないの。誰か、救急箱を持ってきて!」

「足が悪いのに、ふらふらするまで飲んだらダメだろう。両足悪くして歩けなくなったらどうするんだよ!」

「お水、もってきたわよ」

 代わる代わるに皆が俺に声をかけ、叱り、介抱してくれる。


「でも、父さん、母さん、ゴメン」

 皆に世話を焼かれながら、俺は寝言のようにゴニョゴニョと呟き続けていた。


「ごめん、俺、ここが好きだ。どうしても辞める気になれない」



   ***



 翌朝目を覚ますと、俺はベットの上にいて、洗濯したてのパジャマを身につけて横になっていた。脱いだ服は、行儀よくハンガーにかけられ、鼻と左頬には絆創膏、膝小僧には大きなガーゼが貼り付けられていた。いずれも俺がやったことだとは思えないし、その記憶もない。


「……。やっちまった」

 俺は羞恥に顔を赤らめ、ズキズキと痛む頭をわしわしと揉みながら、ベットを離れた。


 着替えをし、なるべくこざっぱり見えるように身づくろいをしてから、まずは、朱音の居間に謝りに向かう。そこに朱音の姿はなく、紅子だけが、日当りの良い窓辺近くに置かれたテーブルの上に、なにか白い物を広げて作業中だった。


 俺に気が付いた彼女は、心配そうな顔で怪我の具合をたずね、母親みたいな口調で俺の飲みすぎを諌めた。昨夜、あれほどの醜態を晒した俺に、彼女に返す言葉があろうはずがない。俺は、ひたすら紅子に謝った。


「でも、それほど大変なことにならなくてよかった。とにかく座って」

 紅子は、俺を椅子に座らせると、いったん部屋を出て行った。やがて戻ってきた彼女が、手にしていた花瓶と見まごうような大きなグラスを俺に差し出す。グラスには、たっぷりの水が注がれていた。カラカラと氷の音が涼しげだ。 

「ありがとうございます」

 感謝を込めて受け取ったグラスに口をつけると、かすかにレモンの香りがした。


「それで、その…… 昨日、あれだけの酔っ払いになっていた原因……なんだけど……」

 グラスの水を飲み干して人心地ついた俺に、紅子が言いにくそうにたずねる。 

「もしかして、昨日、私が葛笠さんに当り散らしたから。とか?」

「いやいやいや…… 全然っ、違いますよ。別件です!」

 俺は、大きく首を振った。ハッキリ言って、忘れていた。紅子が気に病む必要はない。


「あ、なんだ。違ったのね」 

 紅子が、ホッとしたような気の抜けたような顔をする。

「そ、そうよね。違うわよね。ごめんなさい。変なこと聞いちゃった。あははは……心配して損しちゃった、かも?」

 勘違いしたことが照れくさいのか、紅子が調子っぱずれな笑い声を上げる。もしかしたら、今朝から、いや昨日から、ずっと悩んでいたのかもしれない。

「そうですよ。全然違います。お嬢さまが気にすることじゃないです」

 俺は全力で彼女の心配を否定してやった。


「本当に?」

「本当です。お嬢さまとは、まったく関係ありません」

 俺が何度も否定したことで、紅子は、ようやく安心したらしい。「そうよね。私のことなんかで、大酒飲むほどへこたれたりしないわよね」と、微笑んだ。


「                    デモ、チョット、ガッカリ」

「え? 今、なんておっしゃいました?」

「なんでもない。独り言。とにかく、酔っ払ったのは私のせいじゃないにしても、昨日は葛笠さんに当り散らしてごめんなさい」

 紅子は、テーブルの縁に手をついて頭を下げると、俺が入ってくる前から行っていた作業を再開した。 


「ところで、お嬢さま、それは?」

 綿の塊をピンポン玉程度の大きさ丸めている彼女の手を眺めながら、俺はたずねた。

「てるてる坊主よ。葛笠さんに八つ当たりするぐらいなら、せめて自分でできることをしようと思ったの」

 照れくさそうに笑いながら、紅子が、丸めた綿に白いハンカチを被せる。ハンカチにはあらかじめ目も鼻も描かれていた。首のところで布を絞るように指でつまんでみせれば、あっという間に、ニッコリ笑顔のてるてる坊主の出来上がりとなった。


「弘晃さんが姉さまをデートに誘うときって、必ずお天気が良かったのよ。知ってた?」

「そうでしたか?」

 きっと、そうだったのだろう。弘晃の家の者が、雨の日に病弱な彼を外に出すはずがない。 


「だから、このてるてる坊主は、『弘晃さんが会いに来てくれますように』って、紫乃姉さまが願いを込めて窓辺に吊るしていらしたものなの」

 紅子によれば、このてるてる坊主は、嵐を晴れにするほどの実力があるという。 

「さすが、紫乃さまが気合を込めて作っただけのことはありますね」

「うん。すごいの。でも、弘晃さんとお別れしちゃった後、姉さま、この子を捨てちゃったみたいなの」

 紅子は、たまたま掃除中だったメイドが回収していたゴミの中に、このてるてる坊主を見つけたのだという。

「だから、いったん分解して、洗って、アイロンをかけてね。そうやって直してあげてから、この子を姉さまの部屋に戻してあげようと思ったの。そうしたら、このてるてる坊主に気が付いた姉さまが、弘晃さんが恋しくなって、会いにいこうと思ってくださるかもしれないでしょう?」

 てるてる坊主の首に丁寧にリボンを結んでやりながら自分の計画を打ち明ける紅子は、実に楽しそうだった。その様子があまりにも愛らしくて、俺は、思わず、小動物にするように「よしよし」と頭を撫でてやりたくなった。

 だが、彼女の笑顔に陰が差したのを見て、俺は彼女に向かって伸ばしかけた手を止めた。


「どうかなさいましたか?」

「あのね。紫乃姉さまが卒業した途端に、イジメが復活しちゃったの」

 少しためらった後、紅子が打ち明けた。どうやらこれが、昨日の彼女の八つ当たりの原因であったようだ。


「お嬢さまが、いじめられているんですか?」

 そうだとしたら絶対にいじめた奴等を許さねぇ。……と、俺は、社長並に凶悪な気持ちになった。だが、今のところ、紅子は、いじめてもいじめられてもおらず、完全な第三者でしかないようだ。「私が、いじめられることはないと思うわ。実は、私、学校ではちょっとした権力者なんだから」と、彼女が少し得意げな顔をする。紅子は、園芸部の中等部の部長なのだそうだ。どういう理由で園芸部が偉いのかは不明だが、中学生の時の紫乃と同じ肩書きだというから、その役職に就く者は、かなりの実権を持っているのだろう。


「では? 誰が?」

「同じ学年の川北さんっていう女の子なんだけど……」

 紅子が把握しているイジメのターゲットは、同学年の女子だという。彼女の友人が聞きつけてきた情報によれば、イジメのキッカケは、家柄とか親の年収の差とか、持ち物が安っぽいとか、誕生日パーティーに誰某は呼ばれたのに自分は呼ばれなかったとか、実にくだらないことであるという。


「その人は、お嬢さまのお友達かなにかなんですか?」

「ううん。名前を知っている程度よ」

 紅子とは、友達どころか、ほとんど接点がないという。

「でもね。このまま放置しておくと、同じようなイジメがあちこちで始まると思うの。だから、深刻なことにならないうちに、どうにかしないといけないと思うの」

 紅子が、まるで学校での不始末が全て自分の原因であるかのような深刻な表情を浮かべる。「特に知らない人のことならば、お嬢さまが気に病むことではないのでは?」と俺が意見してみたところ、「月ちゃんも夕紀ちゃんも、そう言っているわ」と彼女は口を尖らせた。


「でも、紫乃姉さまなら、こんなことがあったら放っておかないと思うの。秘密にしてらっしゃるけれども、姉さまは、中学に入ったばかりの時に、すごくいじめられたのよ。うちが成り上がりで、私たちがお妾さんの子で、中学校から入ってきた途中入学組だから。でも、姉さまは、そんなイジメを克服しただけじゃなくて、逆に学校中からイジメをなくしちゃったの。姉さま、すごいのよ」

「そうらしいですね」

 誇らしげに姉を自慢する紅子に、俺は笑顔でうなずいた。同じことを弘晃の運転手の坂口も話していた。その時の紫乃の行動力が、学校の隣の敷地にある座敷牢のような部屋の中でくすぶっていた弘晃のやる気に火をつけたとかいう話だった。


「紫乃姉さまがいたから、姉さまが卒業なさるまでは、多少の嫌味の応酬はあってもイジメにまで発達することはなかったのだと思うの。高等部は、今でも平和よ。でも、中等部では、5月頃から急にあちらこちらでイジメの話を耳にするようになって……」

 つまり、紫乃がいなくなったことで、彼女の目が行き届きづらかったところから徐々に規律が緩んできたということなのだろう。

「このこと、明子さまや橘乃さまには?」

 俺の問いに、紅子は首を振った。すそのあたりで緩くカールした髪が、フルフルと揺れる。

「姉さまたちに相談すれば、なんとかしてくれると思う。でも私たちの中等部のことだもの。高等部に頼る前に自分たちでなんとかしなくちゃいけないと思うの。でも……」 

「お姉さまたちのように、上手に対処できない?」

 急に黙ってしまった紅子の代わりに、俺が言葉を繋いだ。 

 紅子は小さくうなずくと、「私、いじめてる子たちが、陰で紫乃姉さまのことを『でしゃばり』って言っていたの知ってる。私のこともね。紫乃姉さまの妹だからって、いい気になっている。姉さまの力を借りなきゃなんにもできないくせに……って言っているみたいなの」


 イジメは気になるけれども、注意するだけの勇気が出せない。今の紅子は、下手なことをして自分が孤立してしまうことを恐れているようだった。


「でもね。お嬢さま。お嬢さま自身にやましい事がないのなら、堂々と、自分のしたいようにすればいいと思いますよ。善い事をしようとしているのなら尚更。他人の悪口なんて、気にすることなどありません。数を頼みにできないならば、なおさらです。それに、本当にお嬢さまを嫌っている人がいるとしても、たぶん、ほんのひと握りです。他の人は、ほんの一握りの誰かの機嫌を取るためにうなずいているだけです」

 俺は、紅子を励ました。他人の目に身構えすぎ、批判を恐れて何もしないで小さくなっているうちに、心まで小さくなって自分で自分を貶めてしまうようなことだってある。それならば、いっそ思い切って一歩踏み出して、自分の殻を破ってみてもいい。そうすれば、道が開けることもある。そのことを俺に教えてくれたのは、他ならぬ紅子と彼女の姉妹たちだった。


「それに、お嬢さまのことを悪く言っている人たちのことですけどね。本当は、お嬢さまが羨ましいだけかもしれません。きっと、焼き餅を焼いているんですよ」

「私に、焼き餅?」

「そうですよ。紅子お嬢さまにです」

 驚いたように目を見開いている紅子に、俺は笑いかけた。


「ひときわ目立つ存在だった紫乃お嬢さまの妹だってだけでも、彼女たちは羨ましくてしかたがないはずです。その上、紫乃お嬢さまのように正義感が強くて、皆のために率先してイジメをなくさなければと思う真っすぐな心が羨ましい。自分には決してできそうにないことをお嬢さまがしようとしていることが羨ましい。自分には何にもないものだから、悪口言って憂さを晴らしているだけですよ」

「そうかなあ」

 紅子が首をかしげながら照れたように微笑んだ。それから、小さな声で、「そういうことなら、尚更、逃げるなんてみっともないことしていたらダメね。相手の思う壺?」と、上目遣いで俺に問いかける。

「そうですね。せっかくだから、カッコイイところをみせてやればいい」

 俺は、紅子をそそのかした。 


「こっちがどんな言い訳をしたところで、悪口を言いたい奴は、事実を捻じ曲げてでも言わずにはいられないんです。そんな最低な奴らとは、こちらから縁を切っちまえばいいんですよ。そんな奴らの話を真に受けるような人たちのことも気にする必要はありません。別に、紫乃さまの真似をしろって言っているんじゃありませんよ。反対に、なにがなんでも自分の正義を押し通して相手を屈服させろと言っているわけでもないです。だけど、他人の批判で自分がぶれる必要はありません。紅子さまは紅子さまらしく、紅子さまの思うままに紅子さまのできることをすればいい」

「……。うん」

 紅子がコクリをうなずくと、「姉さまみたいにはできないかもしれないけど、頑張ってみる」と言った。


「偉い!」

 俺は発作的に手を伸ばすと、まずは紅子の頭をいささか乱暴に撫で回した。そうしながら、復元されたばかりのてるてる坊主の頭に反対の手を伸ばして、願いを告げた。 

「どうか、お嬢さまが、イジメッ子に勝利しますよ~に!」

「あ、だめよ。この子には、姉さまと弘晃さんのことをお願いするんだから!」

 紅子が、俺から隠すようにてるてる坊主を抱きしめた。俺は謝ったりせずに、「すごいご利益があるてるてる坊主なんでしょう。お願い事のひとつやふたつ軽く叶えてくれますよ」と、平然と言い返した。


 顔を見合わせて笑い合った後、俺たちは、どちらともなく、お互いの手をてるてる坊主の頭上で重ね合わせた。そして、共に頭を垂れ、「どうか、弘晃さんと紫乃姉さまを、もう一度会わせてあげてください」と真剣に願った。 


「他のみんなにも、てるてる坊主にお願いしてくれるようにお願いしてくるね」

 駆け出さんばかりの勢いで部屋を出て行く紅子に続いて、俺も居間を後にする。紅子の行き先は、姉妹の集会室と化している3階の部屋。俺の行き先は、その部屋の並びにある和臣の部屋である。


 俺は、社長から、和臣の右腕になることを期待されている者である。社長は、俺と和臣が情報を共有し合う風通しの良い関係であることを望んでいる。 


 ならばこそ、俺は、昨日知った社長の正体を、和臣に隠しておくわけにはいかないだろう。

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