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私だけのモノ  作者: 綾小路隼人
日本編

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17/53

静寂の夜

タイトルは、某ボカロ曲とは関係ないです。

時刻は9時32分。


風呂から上がった京子は、地下室のベッドの上で横になっていた。

風呂上がりからしばらく時間が経つと眠気が来るものである。

胎児のように身体を丸めてウトウトしていると、鼻歌混じりに沙樹が入ってきて、隣でゴロンと寝転がった。


「もう寝たいようね」

「ん……」


声を出してはいるが首だけしか動いておらず、やっと起きている感じである。

夢の世界に入りかけていた京子は、目を擦って沙樹の顔を見た。何だか真剣な表情だ。


「実は、家を明日1日空ける事にしたのよ。理由は敢えて言わないわ。あたしがいないからって浮気しないで頂戴」

「わかったわ……」

「そう」


沙樹は京子の頬に手をあてがうと、静かに口付けをした。


「おやすみ、京子」


京子は目をゆっくりと閉じ、しばらく経つとスースーを寝息をたてて深い眠りの海へと沈んでいった。


一方、沙樹は彼女の肩まで肌掛け布団を被せて地下室を出て、ダイニングルームの椅子に腰かける。

テーブルの上には、ある1枚の書類があった……。

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