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私だけのモノ  作者: 綾小路隼人
日本編
1/53

血に塗れた腕

登場人物紹介



福沢京子ふくざわ きょうこ

容姿:猫顔美人、身長149cm、瞳は淡褐色、茶髪、髪型はショートボブ

控えめでおとなしい性格。

沙樹に独占され、彼女の家へ連れられて危険な目に遭う…。


挿絵(By みてみん)


岩下沙樹いわした さき

容姿:犬顔美人、身長162cm、瞳は灰色、黒髪、髪型はストレートロング

ミステリアスな雰囲気を持ち、我が強い性格。

京子に恋心を抱いていたが想いが伝わらず、彼女を家に連れて独占する事にした。


挿絵(By みてみん)

福沢京子は高校2年生。

ある日クラスメートの岩下沙樹に誘われて、学校帰りに彼女の家を訪れた。

一人暮らしなのか、親はいないようだった。


「京子、今日からここがあなたの家よ。それに……今日からあなたは私だけのモノよ」


沙樹は意味ありげに笑うと、スカートのポケットからカッターを取り出した。

それを見て、京子の表情は一気に曇った。


「な、何するの!?」

「何って、腕にカッターを刺すのよ」


平然とした顔で話す沙樹。

表情にも行動にも罪悪感の微塵もなく、沙樹は勢い良くカッターを振り落とした。


ズブッッッ!!!


「あ゛あぁっ…!!」

「まだまだ序の口よ」


京子の華奢な腕には見事に穴が空き、真っ赤な血がトロトロと流れ出た。

電流のように走る激痛、裂ける肉、止まらずに溢れ出る血。

見ているだけでも痛々しい光景に、沙樹は歓喜する。


「こうやって印をつければ、京子は誰のモノにもならないわね」

「な、なんでこんな事を…?」

「私ね、前から京子に恋をしていたの。好きで好きで、独り占めしたくてたまらなかった。

 それなのに、あなたは私の想いを受け取らないで浮気なんかして……。

 悲しかったわ。京子は私のモノなのに…。あなたは私の心をひどく傷つけたのよ。

 だから……仕返しも手伝って、あなたをここに連れて私だけのモノにするつもりなの」


言い終わると同時に、沙樹は京子の二の腕を一気に切り裂いた。


「いやああぁぁぁ!!!!」


京子はけたたましい悲鳴をあげ、そのまま気を失った。

腕は血で赤く染まり、床にも血痕が付いてしまっていた。


「これぐらいで気絶するなんて、耐久性ないのね」


沙樹は京子をお姫様抱っこし、地下室へ連れて行った。

『血』という文字がゲシュタルト崩壊しそうです。

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