いざ、戦いの地へ ※買い物行くだけ
2話目です!2話目ですよー!(謎主張)
「時は満ちた……」
「満ちてない! さっさと着替え済ませる!」
「女の服は嫌だァ!」
即逃走!
「あっ陽菜逃げるな!」
どうも皆さん!緑毛 陽改め緑毛 陽菜です!
前回のあらすじぃ!
朝起きてたら女の子になった!
「くっ! すばしっこさだけは変わらないわね!」
それで幼馴染みの赤井 劉生が登場してなんやかんやあった!
雑だけど逃げ延びるために以上!
「よいしょっ。」
「おわぁっ!」
「さすが劉生君! やるぅ〜!」
「陽菜、とりあえず準備を、イタタタタ!! 手首をひねるな!!」
「力は衰えてなーーーい!! ……ゼェゼェ。」
「衰えてるじゃん。」
くっそー! 男だったら一瞬で脱出できたのに!
「さあ、堪忍して着替えなさい!」
「嫌だぁーっ!」
緑毛家にオレの甲高い叫び声が響いた。
余談だが、後日姉さんが近所の人に「この前荒れてたけど大丈夫?」と勘違いされたらしい。
【第2話:いざ、戦いの地へ ※買い物行くだけ】
捕まえられてすぐに姉さんの部屋に連れてこられた。
劉生はドアの前でオレが逃げないように門番だ。
「それで姉さん、オレをどうするんだ?」
「そんなのちょっとお洒落するだけよ。」
「で、その手に持っている二つのゴムをどうするんだよ……?」
「ちょっとツインテールにしてみようかなって思ってね♪」
「それは嫌だ! まとめるぐらいなら切った方がマシだ!」
「何言ってるの! 髪は女の命よ!? あなたは征夷大将軍になった瞬間切腹しますって言ってるのと同じなのよ!?」
「なんでそんな回りくどい言い方するんだ! せめて後ろでひとまとめにしてくれ!」
「……それもいいわね。じゃあ大人しくしてて。」
「はーい。」
「よいしょと……まぁこんなもんでどう?」
そう言って鏡を突き出された。
「どうって言われても……まだ心の中は男だからねぇ……」
「女の子の髪型見て男だからわからないのは男じゃないわよ! まあいいわ、次は服ね。」
そう言い自分のクローゼットを開けた。
嫌な予感がする……
「まあ……このジャージでいいか。」
「あれ?」
想像してたのと違ったな。
でも良かった良かった。
「これを着ればいいんだろ?」
「いいんだろ? じゃなくていいんでしょ? にしなさいよ、そう決めたんでしょ?」
うぐっ……
「まあ次からでいいわよ。で、今はそれを着てればOKよ。 (ふふ、買い物に行くんだからとびっきり可愛いスカートとか買ってあげるんだから♪)」
寒気がするな……
外が寒いせいか?
「今日の外の気温は12度よ。だからコートも貸したげるわ。」
「お、サンキュー……じゃないありがとう。」
「しっかし何でこんなに寒いのかしらね? もう3月なのに。」
すると母さんが部屋に入ってきた。
「準備できた〜? あらまあ陽菜ったら可愛くなって〜♡」
ちょっ! 母さん抱きつくな!
「さ、準備もできたし行くわよ?」
「ついに戦いの地へと……」
「何と戦うのよ?」
「己のプライドだ!」
いざ! 1人まだ喋れてないお父さんを留守番させて、緑毛 陽菜参る!
「そう言えば劉生君ついてくる?」
「あっ邪魔なら帰りますよ。」
なんと! 周りの配慮をできるとは……こやつやりおるな!?
「邪魔じゃないわよ〜! むしろついてきて欲しいぐらい。」
「ではご一緒させていただきます。」
「劉生君ほんと出来た子ね。」
姉さんや、何故オレを見た。
オレは劉生より勉強も運動もできたぞ。
今は知らんがな!
「シートベルトもつけなさいよ〜。変なテンションになってる陽菜は特に。」
「変なテンションとは何事かっ!」
「そのことよ。」
あれぇ? オレそんなおかしかったかな?
「それじゃあしゅっぱ〜つ!」
《数分後》
「さ〜てついたわよ!」
「ここが戦場か……」
「よく来るデパートで何言ってるのよ。」
「やっぱり熱でも……」
「無いですぅー。」
「今の可愛かったな。」
「もう一回やって。」
「母さんカメラ取り出すからちょっと待ってね〜。」
「やらないわ! ……じゃないやらないよ!」
「「「ええ〜……」」」
こんな事やってる場合では無い、敵は目の前に……
「そういえば何と戦おうとしてたんだっけ?」
「それはお前のふ「何も戦わないわよ!」……だそうだ。」
何も戦わないっけ? じゃあいいや!
「さあ行こう!」
((まんまと引っかかってくれたわね……))
(すまん陽菜、俺はこの人達に勝てる気がしないんだ……)
《デパート4階》
や ら れ た
「ここはどこだか分かるわね?」
「チラッと見て察したよ……」
そう、SHITAGIYAだ……
俗に言うランジェリーショップ?
いや知らねえよ。作者も知らねえよ。
「「それ以上いけない。」」
「危ない、危ない……」
うっかり世界を超える所だった……
でも途中で劉生が単独行動行かされた理由がわかったな。
「さ、入るわよ?」
「嫌だと言ったら?」
「公共の場で逃げ回る余裕でも?」
「むー……」
「諦めて入っちゃいなよ♪」
姉さんもなんでそんなに楽しそうなんだよ……
「さては最初からこれを考えてたな?」
「もちろんよ! (まあ、まだ予定はあるんでけどね。へっへっへっへっ♪)」
(涼奈がよからぬ事を考えてるのが手に取るようにわかるわ……)
「……わかったよ! 諦めて入ればいいんでしょ!」
「それを目を開けて言って欲しいわね。」
うるへー!年頃の男の子に見せるもんじゃないわ!
って後ろから押すな!
《数時間後》
もうダメだ……プライドどころか身も心もズタズタや……
アカン……テレビでお笑い芸人が使ってた関西弁でしか喋れんようになってもうた……
「いや〜いい買い物したわね♪」
「これを毎日陽菜が恥じらいながら着替える事を考えるとそそりますなぁ、お代官様♪」
「お主もわるよのぉ……」
親子でコントしてはる……
それでオレはどこに連れていかれてるんだ……
「あ! 劉生君遅れてごめんね〜!」
「あぁ劉生はん……」
「なんか大変だったように見えるが残念ながらここは第二関門だ。」
そう言って劉生が指を刺したのは洋服屋の看板だった。
「……」
「陽菜の目から光が消えた……」
「無理もないわね♪」
「それより反対側のフードコートでご飯にしませんかお母様……」
「そういえばもう午後1時か。」
「そう考えるとお腹減ってきたわね。」
「それじゃあご飯にしましょ〜!」
よっしこれで少し嫌な事は忘れられる。
《フードコート内》
「「「「頂きます!」」」」
フードコートでは全員ハンバーガーを買った。
オレがチーズ入ってるので母さんが魚のやつ。
姉さんはチキンで劉生は普通のだ。
「いや、ほんと申し訳ないです、ご馳走になってしまって。」
「いいのよ〜! ついてきてもらったお礼だと思って遠慮せず食べて!」
家族のオレは遠慮せず食う。
うまい! けど……
「なんか食いきれるか不安になってきた……」
「まだ一口目よ!?」
「いつもなら2個食べてもまだ足りないって言うのにね〜。残るなら劉生君に食べてもらえば?」
「それはさすがにまずいですよ! 陽菜は女の子なのに!」
「でも陽菜と劉生君似合ってると思うわよ?」
「ゴフッ!」
危なっ!
男同士も危ないしハンバーガー吹き出しかけたし!
「ゴホッゴホッ……そういう冗談はよしてよ母さん!」
「あら? 別に劉生君の所に嫁いでもいいのよ?」
「いやだって戻「陽菜、その話は外では辞めておこう。」……あぶねー。」
いやほんと危なかったよ。
周りの人数人見てるし……
とにかく最後の一口を食べてと。
「ご馳走様!」
「それじゃあ行きましょうか。」
行くってどこに……あっ。
《再び洋服屋前》
「陽菜、諦めような?」
「……うん。」
もう諦めることにした。
どうにでもなーれ♪
「陽菜さーん生きてますかー?」
「心以外は生きてまーす。」
あはは。うふふ。
《数時間後》
「はぁー……」
「お疲れ。」
疲労が溜まってるオレに棒アイスを渡してくれた。
やっぱり劉生はいいやつだ。
ちなみに今は買い物を終えて車に乗ったところだ。
結構な時間試着させられてなんかどっさり買った。
何着たか覚えてないけど劉生がめっちゃ感想聞かれてた。
1着1着感想言ってて凄かった。
あ、アイスもう無くなった。
「ふぁ〜。」
もう眠いや、帰るまで寝よう。
「劉生君、後ろに毛布あるから被せてあげて。」
「あっはい、お疲れ陽菜。」
「ありがと、おやすみ〜。」
こうして長い1日は終わった……と思っていた時期がオレにもありました。
そう、まだ戦いは残っていた……
続く
まだまだまだまだ続きます!




