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幼馴染を寝取られたけど、そんなもので俺のあいつへの愛が冷めるわけねえ!!  作者: 雨夜 フレ


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3/17

飴はすっぱいものだっけ?

桃花は静かだ。

そういえば二人でいるときは桃花はいつも静かだった。

だけど、それは俺桃花を知ろうとしていなかっただけかもな。

反省は活かそう。


「桃花何か気になるものあるか?」

「ない」


はい。会話終了。


なわけねえーー!!


「お前は可愛いな」

「へ?」

「お前は愛らしい」

「へ?いや、なに言って……」

「最高の女の子だ!」

「もう、やめて!?」


ふふ、愛は囁いてこそだな?


「何かあるか?」

「……あれ気になる」


指さしたのはイチゴ味のアイスクリームだ。


「本当にイチゴ味好きだな?」

「悪い?」

「いいや、可愛い」

「ふん、いってろ」


顔を赤らめお怒りだ。


「はあ、可愛いな……」

「あのーお客さま。店内なのでお静かにお願いできますでしょうか?」


おっと俺のつぶやきが迷惑をかけたらしい。


「すみません。彼女が可愛くてつい…」

「ふふ、彼女さんは大変ですね?」

「はい!」


満面の笑みで返す。

そうして店員は去っていく。


「桃花、おいしいか?」

「あんたのせいで味がしない!」


桃花は真っ赤になっていた。

そういえば公共の場では距離感気にしてたしな。

そういうお年頃か。


「いやー本当に可愛いな?」

「私に聞くな!」


その後もぷんぷんしている可愛いものだ。

脳内可愛い評議会を終わらせ俺達は店を出る。


「じゃあ、次は俺に付き合ってくれないか?」

「……」


返事はないが否定もない。

無言は肯定だな。


「よし、行くか!」

「私は、何にもって…ちょっと!」


俺はずんずん前に進む。

そしてハンドメイドの店による。


「ほら、好きなの選んでくれ」

「は?な、何で?」

「うん?桃花にあげるプレゼントだからな。お前ハンドメイド好きだっただろ?」

「ふん、そんな昔のこと……」


そういう桃花の目線の先にはかわいい猫のマグカップがあった。


「お、これか」

「ちょっと!?」


俺はレジに持っていき会計を済ませて桃花に渡す。


「ほれ」

「い、いらない」


ほんとツンデレだな。

可愛すぎるのも考え物だ。


「いいから、これ家で使えよ。それならチャラビ―に壊されないだろ?」

「そ、そういう問題じゃ……」

「じゃあ、どういう問題だ?」

「えっと、それは……」


俺は彼女を壁際に追い込み壁ドンをする。


「愛してるんだ」

「か、関係ないじゃん……」


俺は言った離れて仕方ないとある行動に出る。


「ならここで割る」

「へ?」


俺は大きく振りかぶる。


「ちょっと待った!もらうから!やめなさい!?」

「おお、よかった」


優しいあいつのことだ。

丹精込めたハンドメイド作品をみすみす壊させたりしないよな。

可愛い奴だ。


「ほら」

「ほんと、あんたって、こんな強引だったっけ?」

「変わったんだよ。愛の力でな!」

「愛ねえ……」


桃花は少し悩んでいるようにも見えた。


「愛なんてそん簡単なものじゃないわよ……」

「……かもな」


俺は知っていた。

愛は気付かないものだ。

そして気付いた時には遅い。

そんなことばかりだ。


だが、俺達はまだ間に合うはずだ。

俺は絶対に冷めない愛に焼かれているのだからな。


その日の夜。桃花の家。


「ただいま」

「あら、お帰り。遅かったわね?」

「ああ。光に付き合ってたのよ」

「まあ、それはいい事ね?」

「え、なにが?私、彼氏いるって言ったよね?」

「チャラビ―でしょ?」

「な、何でその呼び名を!?」

「光君がね、わざわざ宣言しに来てくれてたのよ」


宣言?


「どういうこと?」

「あなたの彼氏、チャラビ―から必ず娘さんを取り戻しますって」


あいつ……

馬鹿真面目に宣言なんてしてたの?

はあ、あきれる。


「バカね……」

「そうねーでもいいバカだわ」

「バカにいいとかあるの?」

「あるわよ?」


よく分からないがあるらしい。


「でも、私……彼氏と別れる気ないから」


「あら、そうなの?」

「だって、喜一君の方が積極的で、優しくて、面白くて……」

「うんうん。青春ねえ」


聞いてないな。

そんなお母さんを無視して自分の部屋に戻る。


「はあ」


その手にはあいつからもらった飴が一つ。

口に入れ舐めるとそれはすごく甘くて安心させられた。

飴は妙に甘くて少しすっぱかった。





読んでいただき、ありがとうございます。

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