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幼馴染を寝取られたけど、そんなもので俺のあいつへの愛が冷めるわけねえ!!  作者: 雨夜 フレ


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2/18

飴にも負けず。

「桃花。おはよ!」

「……」


お決まりのガン無視であった。


「桃花が小学生の時、寝ション便が止まらなくて……」

「や、やめろ!?」

「やっと反応してくれたな」

「し、しまった!?」

「俺の完璧な作戦には敵わない。そうだろ?」

「ふん、勝手に言ってろ」


桃花はずかずかと前に進む。


「ほらこれ」


そういって桃花の手にイチゴの飴を渡す。


「今度は捨てられないようにこっそり食べろよ」


耳元でそっと囁く。


「!?」


桃花は耳を抑えて距離を取る。


「うん?まさか……お前」

「い、いや、違うの!?」

「いや、その反応、耳が……」

「待って、まってタイム!!」


桃花は、俺の口塞ぎに来る。


「ふ、大胆だな?」

「あんたが変なこと言おうとしてたからでしょ!?」

「変なこと?なにを言おうとしていたのかな?俺は」

「そ、それは……」


耳を真っ赤にしてもじもじしている。


「おい!なに、人の女を赤面させて喜んでるんだ!」

「お、チャラビ―登場だな」

「だからそれ止めろ!?」


堂本がお怒りだった。


「じゃあ、俺は行くから。またな桃花!」


そういって俺は去ってく。


「はあ、あいつ頭のネジ吹っ飛んでるな」


堂本も呆れている執念だった。


「なあ、何か、またもらってないよな?」

「え、う、うん」


桃花はとっさに飴を隠した。

そこにはどんな意味があるのか。

本人にも分かっていない。


だが、飴は温かくて心地が良かった。


その日の放課後。


俺はデパートで桃花へのプレゼントを物色していた。

そこに見慣れた影があった。


「げっ」

「おう、桃花。運命だな?」

「違う!たまたまここに来てただけだから」


彼女は一人でいた。

チャラビーの影はなかった。


「チャラビーはどうした?」

「喜一はカラオケだよ。なんでも先輩に呼ばれたとか」


少し悲しそうに言う彼女。

彼女はもともと寂しがり屋だ。

それをあのチャラビー放置プレイとはなかなか分かってるな。


「愛が育つな」

「どこが!?」


俺はうんうんと頷く。


「まあ、それはともかく、俺も負けてられない。一緒にショッピングしようぜ」

「え?いやだけど」

「そう言うなって?」


俺はイチゴの飴を見せる。


「これやるからさ」

「そんなので釣れるわけないでしょ?」


言葉でそういっても視線も体も正直だった。

釘付けだった。


「ふふふ、いいのかな?俺が食っちゃうぞ?」

「あ!待って!」

「ふふ、どうしたのかな?」

「あ、飴の為だから付き合ってあげる」

「ふふ、素直でよろしい」


俺は桃花の手に飴を渡す。


「じゃあ、行こうぜ?」

「う、うん」


そうして二人でショッピングをすることになった。



読んでいただき、ありがとうございます。

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