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「普通ではなくなった私」

 酒場に行くと知らない人から声を掛けられた。


「おっ、噂の“死神”じゃねーかよ?」


 若いお兄さんがナンパに近い肩を叩いてくる。


「何か依頼でも?」


 掴む手を退かし掲示板に向かうと女の子冒険者が私を見るなり警戒している。


「死神さんがいるから皆ビビってんじゃねーのか?光星と炎星と水星を救った英雄さんなのにな」


 英雄・・・か。


 確かに私の力で倒したけど、あれは皆が優秀で強かったから私も期待に応えただけ、それなのに私の仲間達は血の魔法を使えば使うほど不幸になり、亡くなった。


 屍の英雄だなんて私は望んでないのに。


「失礼」


 胸を抉るような痛みが襲う中、背後から聞き慣れた声が颯爽と入り場の雰囲気を壊す。


「グーさん?」


 細身の身体にスーツと呼ばれる服装をした短髪のメガネを掛けた男性グッヅェル・ンーフクト=リーネクゥヴルことグーさんだった。


「お久方振りですね、調子はどうですか?」


 私は立ち話もあれだからと二人でカウンター席に座り、互いの状況について意見交換をすることになった。 

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