表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なんか(偽)聖女に転生した  作者: 麻ァライ
ただの美少女マチルダ
5/36

これ私死なない?

 あー、説明するとね、私の前世のベストフレンドが乙女ゲーやっててな、

 そんでこの世界が、その乙女ゲーの世界なんじゃないかっていう。はい。


 その乙女ゲーの悪役として、偽聖女のマチルダ様っつー娘が出てくるんだって。はい。


 ……名前だけっていうのは証拠としては弱いって?

 まてまてまてまて、落ち着いて考えてみて下さいよ。それで、違ったらわざわざ小説になんてされるわけないじゃん。じゃん。じゃじゃんじゃん。

 それによ、1話、読んだデショ?あの、完全に頭おかしい神なら、やりかねないと思うんだよ。


「……どちらにせよ、対策は一応しといた方が良いよな万が一っていうのはあるし。というか、アーチーさんが私に聖女スカウト来てる時点で、詐欺じゃないとするなら確定か……?」


 うーん、そこを考え出したらキリがないし、一旦、乙女ゲーについて整理しよう。

 主人公聖女の力目覚める。でも聖女いる。偽物じゃね?打倒or和解。なんかヤバそうなのいる。倒す。え?私が好き?嬉しい。みたいな、ストーリーだったと思う。

 んで、確かヒーロー枠っていうんだっけ?まぁ、攻略対象が、4、5人いて、でそいつらの名前は……


 ……はぁ……。全然覚えてねぇよ……!!!!!!。

 つーか、そもそも真面目に聞いてなかったからなぁ。

 そんな昔の自分を全力ビンタしに時間逆行したいわ。

 まぁでも、こうなるの知らない私にやりにいくのはそれはそれで理不尽なんだけど。


「うーん……マチルダってストーリー上、どのルートでも死ぬんだっけ……?だとしたらやばくね?……やばいよなぁ。」


 ベスフレによれば、マチルダの力が暴走→倒して主人公は聖女にっていうのがメインなんだけど、マチルダをその手で殺さず、和解するルートもあるんだとさ。

 それでも、その後誰かに暗殺されちゃうんだってよ。やばいよな。

 あれ?これ私死ぬ?……でもなぁ、対策……しようがないよな……。そもそも、全然知らんし……。

 ……ふぅ。


「考えて疲れた!寝る!!おやすみ!!!!」

ディランside


 うるせぇ…。

 頼むから寝かせてくれよ……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ