ほうほう…マリョクヘンカン…とな?理解した。
…というか、支援特化って言うからには、他にも種類はあるんだよね?
攻撃特化、とか。…ダジャレじゃない!ダジャレじゃないかんな!…橋本かんな。
…それで、そこんとこどうなんじゃい、預言者くんや。
「あの、他にはどのようなものが?」
「あぁ、他のはね、魔力変換によって、効力を発揮するってやつ。」
魔力…変換?
変換ってことは、炎とか水とかに魔力を変化させて…みたいなあれ?変換っていうからには、元から水の魔力!って感じではない、よね。
「これは言葉そのままの意味で、魔力を物理的な物へ変換するんだ。火や水、空気や光とかね。ちなみに、魔力由来の光には、熱が無いから、ランプ代わりにおすすめだよ。」
おぉう、預言者サムズアップ。
でもな、預言者くん。未だ生涯で魔法なんて使ったことないやつにそれ言っても、上手く伝わらんよ?なんか、違う世界の話みたいに聞こえちゃうからさ…
つまりは~そう。実践、見てみたいよね。
「…すいません、やっぱり急にそんな話になると、想像ができなくて、」
「あごめんごめん。そりゃそうか。君の前世の世界では、魔法は無かったんだもんね。それに、こっちでも魔法に触れる機会なんて無いか。」
そう!そうなんですよ~!魔法!魔法見たいな~!
「…よし、それじゃちょっと見てみる?」
「は、はい!」
よっしゃぁぁ!勝った!
これが美少女マチルダの実力じゃい!
「ちょっと離れてね~」
…?…おぉ!火と水が預言者くんの手の上に!
あ、そんで消すのも自由自在ですと。
はぁ~、ロマン。ロマンじゃ~…。
「まぁ、こんなもんかな。魔力変換って言うからには、変換効率っていうのもあって、人によってこれは異なるよ。」
変換…効率、デスカ…。
…よく、分からない。
「僕の場合、水は効率的だけど、火はどうも非効率でね。同じくらいの規模、持続時間でも、火の方が使用魔力は多くなる、そんな感じ。」
「な、なるほど…」




