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なんか(偽)聖女に転生した  作者: 麻ァライ
ただの美少女マチルダ
2/36

コーンスープがうめぇぜ

 あーたたち聞きなさい、わたし、転生した。


 いや、まっとくれ、ブラウザバックもしないでもろて。ガチで転生したのよ。

 ちょっと待ってね、回想するから。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 そう、あれは、とある蒸し暑い日……


「いっけなーい遅刻遅刻☆」

 私、佐野英理!昨日色々ヤってて、あ、やべ、間違った。やってて、夜更かししちゃった結果、これよ。

 説明?察しろ。こーゆーのがどんだけありふれてるとおもってんだ察しろ。

「うっひゃー、カ○リーメイトバナナ味はうめぇぜ。」

 信号待ちしながら、カ○リーメイトをムシャムシャ食べる。牛乳が欲しいぜ。

「は?トラックぅ?」

 どぴゅーんどんがらがっしゃーん


 ……ちーん



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ……と、言うわけよムシャムシャ。

 え?何食ってるんだって?


 コーンスープ。


 音がどうかんがえてもちがうぅ?

 知るか。鳴るんだからしゃーないやろムシャムシャ。

 あ、さすがにホントに音だしてはないけどねムシャムシャ。

 気分で言ってるだけムシャ。

 おんやーそれにしても、ここのコックは腕がいいねぇムシャムシャ。引き抜きたいなシャムシャ。美人だったらなお良しムシャムシャ。まぁこんなただの貧乏人な美少女には無理だろうけどムシャムシャゴクン。

 ふぅ。

「ごちそうさま。美味しかったです。」

「それは良かった。マチルダ様のお口にあったようで。」

「……その、様っていうのやめてくれません?何だかむず痒いので……。」

「あぁ、そうでしたか。それは失礼いたしました。」

 この人はアーチーさん。私に職場を紹介してくれるらしい、色白めの青年さ。それにしても……

「あの……、そろそろ本題について「おや唇にコーンスープのバジルがついていますよ?吹いたほうがいいと思います。」

 さっきから、職場のことについて聞こうとすると、こうやって、話を雑に反らされてしまう。なんなのだろうか。ふざけているのだろうか。

 え?ほんとにバジルが付いてたの?……恥ずか死ッ!

「……あの!本題!話していただけませんか!」

 テーブルドォンッ!話せッ!話すんだッ!礼儀?知ったこっちゃねぇよ。こちとらスラム生まれスラム育ちの美少女だぞ!………美少女だぞ!

「はぁ……話さないとですよね……」

「ですね。」

「はぁぁぁぁ……」

 何なんだその特大ため息は!張ったおすぞ!?

「……あなたは…その…次代の聖女のようなのです…」

「ぇ??」

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