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なんか(偽)聖女に転生した  作者: 麻ァライ
ただの美少女マチルダ
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しょうもね~、サムいおやじギャグよりしょうもね~

 見る人によっては地雷かもしれません。

 自衛お願いします。

 うーん……視線がすごいっ!




 これは、あれか?私の美少女オーラに視線が集まってるってこと!?

 ふ…ふふん…好きに見るが良い……。溢れでるオーラは隠せないものだものねっ!


「……ねぇ、見た?あの肌」

「あの白さ。うぅ、気持ち悪い。なぜあのようなやつが聖域に……。」


 はぁ?一体何のことを言ってるんだ…?というか、君たち陰口はいかんぞ?


「……」


 …まさか、アーチーさんのこと言ってる?いや、確かに色白ではあるけども。なんなら私よりも色白だけども。陶器みたいなキレイさやで。


 えぇ?容姿差別なんてあるのこの世界?

 六年、あの場所の酒屋で看板娘として働いてたけど、そんな経験無いんだけどな。……ところ変われば、ってやつ?

 なんにせよ、幼稚すぎて笑えるんですけど。

 同クラの女子軍団は日焼けしないよう、血眼になりながら日焼け止め塗ってたのを考えると、ちょっとカルチャーショック……。

 ……ほんと、しょーもねぇ。


「?」


 あ、やべ、見てるのバレた。いや、違うんですぅ、横顔…かっこいいなって(きゃ)




 そんなこんなで私達探検隊が着いたのは先程の扉には劣るものの、豪奢かつ比較的スリムな扉だったのだった。


「……着きました。ここから先、理由は伏せますが、私は行けません。代わりに、信用できる者を行かせております。イザベラ、という者です。」

「承知いたしました。……アーチーさん、あなた…大丈夫ですか?」


 お姉さんは君のことが心配じゃよ~。

 アーチーさん、直感だけど多分我慢するタイプな気がするんだよね。


「はい?私、ですか?いえ、特に問題ありません。…それよりも、不快にさせてしまったでしょうか。だとしたら、その、申し訳ありません。」

「い、いえいえ、不快だなんて…。」


 くぅぅ…!なかなかボロを出さねぇ…。こいつぁもう諦めちまってんな……。何とかしてぇなぁー!



「……それではまた。」

「…はい。」

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