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なんか(偽)聖女に転生した  作者: 麻ァライ
プロローグ 神はあなたとお茶を飲みたいようだ
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なんかやばいやつが転生する件

 やっほー☆神だよ!

 今からこの僕があらすじ言ってあげるから、心して聞いてねー!

 え"?もう…もう聞いたって!!?!いやぁ、そんなこと言わずにぃ、聞いてよぉ~。


 とある日、寝坊し、カ○リーメイトを片手に、自転車でガン走りしていた佐野英理(←いちおー本作の主人公である。笑っちゃうよね~ぐはは)なんと馬鹿なことに、右左確認もせず交差点に飛び出し、某トラックにドンドコグッシャッー☆

 慈悲深い僕は、そんなどうしようもない彼女を可哀想に思って、美少女に転生させてあげたってわけさ!もちろん、とっておきの能力付きでね。

 え?救済でなく、僕のそれは単なる遊びだろうって?うるさいなぁ。僕が救済って言ったんだから、それはもう救済なの!


「そんな彼女の今後を一緒に見ていこーレッツゴー☆

コーラとポップコーンの準備は出来たかい?え?ちょ嘘でしょ?何で準備してないのさーもー(プリプリ)しょーがないなー。それじゃ、この僕が、紅茶を淹れてあげるよ~!もちろん、クッキーも一緒にね(これ、僕がつくったんだ~!すごいでしょ)。」

 そして差し出されるカップに入った謎の真っ黒などろどろした液体と皿にのった真っ青な固体

 あなたは首をブンブンブーンと激しく横に振り回し、それらを全力で、ほんと、全力で拒否した。

「えー、食べないのー?美味しいのに……(ムシャムシャ……バタン)」


《ピー》

 冷たいベッドの横で機械が音を響かせた。あなたはその音を聞いて、唇を噛んだ。

「残念ですが、ご臨終です。」

 医者はそう言った。

 あなたは悲しそうにハンカチを食べた。まずい。おえっ

「……あのー、勝手に殺さないでくれる?変なことしないでほしいんだけど。この僕を差し置いて、……この僕を差し置いて!!!」

 またうるさいのが……あなたは耳を塞いで、彼を薄く睨んだ。

「残念ですが、本編を始めたいので、わたくしはここでお暇させていただきます。」

 医者が帰るようだ。

 あなたは神の全財産を彼の口座に振り込んだ。神は死んだ。

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