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闇を斬る音は無し  作者: 織風 羊
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61 番人達

よろしくお願いします。



 ロルカは王の間の横にある寝室で目を覚ます。


 過日の戦いでベッドは壊れているが、睡眠を取れないほどでもない。

食事を盆に載せて、そのまま王妃の間で眠っているパステルナークの元へと向かう。


 そこにはロルカと同じ食事が盆の上に置かれており、隣の寝室ではパステルナークが眠っている


 食事は門番達が持って来てくれている。


 あの戦いで轟音が響いても街の人々は驚きこそすれ、なんとも思ってはいない。

それどころか王の住む城など壊れてしまい、商業都市の自治権を確立し、この王都で独立国家を目指そうとするくらいの勢いだ。


 妖魔に従わされていただけの門番達は、白い鹿とその上に乗る人が城に入った時から何が起こるかは予想出来ていたし、実際に大きな音が響き、そして音が静まると恐る恐る中を見に行き、戦いの結果を知ることとなる。


 この国の姫が指揮を取れるようにるまで、この国の明日が見えるようになるまで、彼らは番人として、いや、今や彼らはそれ以上の働きをしようとしている。


 今暫くは、姫とその従者ロルカに食事を。

それまで時を待つ。

そう思っている。

ありがとうございました。

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