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闇を斬る音は無し  作者: 織風 羊
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53/63

53 妖魔の国

よろしくお願いします。



 妖魔大戦で風の者一人を残してしまったが、それだけでは妖魔達に逆らえる訳が無い。

妖術でパステルナークを剣に変えたのであれば、抵抗することも出来ないであろう。


 そう思ったポーは、既に王都に送り込んでいる妖魔達と合流し、この国を乗っ取ろうとした。


 国が栄えると隣国に戦争を仕掛ける。

目的は支配では無い。

人々の苦しみと哀しみである。


 岩山を降りた時ポーは、アラゴン達の存在には気付いていない。

アラゴンと白い鹿達によって結界が張られていた。


 ポーと共に岩山を降りた妖魔達は人の姿となり、次々と人を唆していき、王都を欲望の都へと変貌させていった。


 同時にポーは城へ向かい、王と王妃に会う。


 風の者を失った今、門番どころか王を守る親衛隊でも敵う訳が無い。


 ポーは、王と王妃を抹殺するのではなく、この二人を自分の身体に取り込んだ。


 万が一の時のための人質である。

ありがとうございました。

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