表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: かおり
19/20

投稿

少しずつ物語を投稿サイトに出していく

新しい話を投稿するたび、アクセス数は少しずつ伸びていった

主人公と同級生が兄弟と同じ顔の人を見た話のときには、共感するコメントも届いた

街中で同じ年頃の人を見るだけで思い出すんですよね…と

しかし、私も見ましたというコメントは無かった

やはりあのとき兄を見たと思ったのも、似ていたからなのだろうと思う

私はそれから、あのときのスレッドはどうなってるんだろう? とネットで、また検索してみることにした

けれどキーワードを色々と変えて打ってみるが、似たスレッドも何も出てこない

おかしいな、と思いながらも、掲示板自体が閉じてしまったのかもしれないとも思った


また、加藤さんと話したいな

ふとそんな考えが浮かぶ

同窓会からひと月ほど経ったが、仕事はどうしたのだろう?

お兄さんのことは?

聞きたいこともあったし、また物語を書けるようになって少し浮かれていた

ただ書くのが楽しかった

もっと凄いものを書かなきゃとか、何か役に立てそうな話にしなきゃ、とか

そんなことより、話を進めていくのに夢中だった

もうすぐ物語はクライマックスを迎える

私は本当に、ただワクワクしていた


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ