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  作者: かな
13/20

ホテルにて

同窓会は地元であったのだが、実家には帰らなかった

駅前のホテルに戻って、リネンルームから薄い寝具やタオルをかき集めると部屋へと向かう

ほんとのところ、家を出てから実家に帰ってはいない

生まれ育った家なのに、あの場所に帰ると、私は私を演じてしまう気がしていた

よりバカな、何も考えていないフリをして、明るく振る舞って…


温かいシャワーを浴びて、持ってきたパジャマに着替える

何となくマットレスに抗菌剤を吹きかけて、圧縮されたシーツを適当に広げるとタオルケットもその上に掛けた

充分な大きさがあるので、タオルケットの間に挟まって寝転ぶ

それから携帯の充電をし忘れたことを思い出した

携帯を充電させて、アラームもセットして、ふと加藤さんのアカウントのことも思い出す

もう遅いからちょっとだけ、とアカウントを立ち上げて、彼女の世界を覗いた

丁寧に綴られた文章は、彼女の人柄を表しているようだ

何の気無しにプロフィールを開く

と、そこにはいくつか出版されたタイトルが並んでいた

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