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第42話 作戦始動!?

ご覧いただきありがとうございます!


モフ────君はいったい何者なの?

ただの精霊ではないよね?


まぁ、かわいいから何でもいいか。

(´・ω・`)


1週間ほど投稿させていただきましたが、またまたしばらくお休みさせていただきたい……( ̄▽ ̄;)


今度こそ第1章終わらせるぞー?


夕食も食べ終わり、ミーサーちゃんもナルコスも、それぞれが与えられた部屋で休むことになった。ミーサーちゃんは奥の部屋でナルコスは見張りの役割もあるためと、手前の部屋だった。


モフと一緒に、今日作った泥団子を磨きながら、今後の対策としてラボで会議を行った。


ラボでは、ドン!とモニターに、分割された静止画面が写し出される。

キュアリングを開発した場面、タリルとナルコスにキュアリングした場面、街でモフがナルコスに石を与えた場面、等キュアリングに関してのいくつかの場面だ。


M『なぁ、キュアリングの実験って、実際どうしていく?』

TシャツにMと書かれたアール(マル)が口火を切った。


L『そうね、対象に様々な負荷を与えて、色んな形でキュアリングして、どうなるか観察できればいいんだけど』

TシャツにLと書かれたアール(エル)が応えた。


M『よく考えたらさ、ナルコスって魔力あんまり無いだろ?エルフの母さんとは根本的に違いすぎないか?』


L『それはそうだわね……じゃあ平行してナルコスの魔力を底上げしつつ実験すればいいんじゃない?どうせもう普通の人間じゃないだろうし……』


M『ああ、それな。あれはなんか、体質変わっちゃって元がほぼ0だったからか?天井が分からんし。面白いよな』


L『まずは負荷を与える方法だけれど、やっぱり手っ取り早くモフに協力してもらうのがいいわよね?』


M『ああ、餌で釣れば大丈夫だろ。コンソメスープか、クッキーかプリンか……食べ物で釣れなきゃきれいな石か?』


L『だね。そういやミーサーちゃんの石を欲しがってたじゃない?あれを探すお手伝いする事にしたらきっと食い付くんじゃない?すぐには行けないけど……そうだ!』


M『なんだよ!?急に……ビビるだろ』


L『ミーサーちゃんがさ、この領に留まれるように協力してもらうのも、出来るじゃない!石のありかを知ってるのはミーサーちゃんだけだもの。いつか皆で旅をして、取りに行こうって。その為にはミーサーちゃんも側にいてもらわなきゃね、って言えば』


M『……まぁそうだけど。それは話が飛びすぎだ。ナルコスの事とミーサーちゃんの事は別物だろ?』


L『……そう?こねくり回しすぎた?』


M『おう、別に考えようぜ。キュアリングの石については、モフには普通に頼めばいいじゃん。“モフ、クッキーあげるから手伝って!”ってさ。きっとOKしてくれる』


?『いいぞ!手伝ってやるピヨ!』


M『ほら、な?』


L『ほんとだ!ありがとう!』


M『……………………え?』


L『……………………はい?』


?『どうした?』


M・L『──────────!?』

ラボでマルとエルがバッ!!と声のする方を見た!!


M・L『え────!!??モフ────!?』



なんとそこには、モフがちょこんっと座っていた!!



「な、何で!?モフ……今、ボクの中に入ってきた!?」

あまりの驚きでラボを出てしまった!

パニックになりそうだ!



──今、絶対モフがラボにいたわよ!!どういう事!?


──確かにモフの声がラボで聞こえ、姿がはっきり見えた……よな!?



「ん?アールが何か考え込んでたからな。どうしたのかと思って入ったぞ?」



──…………うそ…………


──モフ……マジか……



「えーっと……モフは……頭の中に入れるの?」


「ん~何やってる?と思ったら、入れた……やったことは無かった……ピヨ……?」

みょーんと寄り目になってきた。

どうやらモフ自身も何故入れたのか、どうやったのか、よく分からないようだ。



──精霊ってすごいな。意識しないで頭ん中に入れるんだ……


──ねぇ、びっくりしたわ。あ、じゃあこの会話も聞かれてたりするのかしら?



「モフ、ボクの頭の中の声って聞こえる?」


「ん?……んー……わからない……?」

んにょーんとさらに寄り目になった!!

ぶふふっ……いかん!モフは考え事したら寄り目になるんだった!


「あ~もういいよモフ!でもびっくりしたよ。急にラボに現れるんだもん」

いや、マジで。てか、あれ、モフだよな?ちょっと姿が違った気がするけど。


「ラボ?」

ビュンッ!っと目が元に戻った。

こわっ!


「うん、頭の中の空間でね、そこで相談して、どうしたりするか決めたりするんだ。モフはアールのラボに入ってきたんだよ」

まさかアールのラボに自分たち以外が入れるとは夢にも思わなかった。

ほんと精霊って凄いなー。


「ピヨ……相談……二人のアールで決めるのか?ラボにいた二人で?」


「うん……」



──どうする?モフには話すか?


──今さら隠しても仕方なくない?もう私たち見られてる訳だし。簡単にラボに入ってきたんだもの。もしかして今までも色々バレてたのかもしれないしね


──まぁなー。さっき普通にラボで座ってたしな。てか、ちょっと姿が違ったよな?こう……色が違ったよな……?


──うん、白っぽかった。でもモフだってわかったよ?


──だな……よくわからん。ふむ……俺たちよくわからん者同士だな……よし!



「あのね、モフ、実はボクね………………」


モフに今までの事を話す決心をした。

なんの根拠も無いけど、モフなら色々大丈夫な気がする。


自分たちは地球という星で災害に合い、死んでしまったのだが、こちらの世界にアールとして生まれ変わった転生者であること。


前世では双子で、男女別々の人間だったのに、転生する際に手違いで、一つの身体に二人の魂が入ってしまった事。


はじめは受け入れ難く、転生させてくれた犬神様を恨んだりしたが、今はアールとして、二人でどうやったらスローなライフを満喫できるのか?

それを模索しながら生きている事、等をかいつまんで伝えた。


「──という訳なんだ。さっき会ったのは前世のボクたちだよ」


「胸にこういう記号(M)が描いてるアールと、こういう記号(L)が描いてるアールがいたピヨ」

モフがウズウズした様子で翼をパタパタしている。


「うん、こっち(M)がマル、こっち(L)がエルって言うんだよ。で、今ボクは……俺は、マルだ。改めてよろしくな、モフ。……んー……やっぱり強く意識しないと……話そうとするとアールになっちゃうんだよ……ちょっと待っててくれよ、今エルと交代するから」

目を閉じ、エルと交代した。


「ボクは……んん……私は……エルよ。よろしくね」

モフのモフモフの頭を撫でた。


「…………面白い…………」

モフの目がキラキラと輝き出した!


「アールは変なやつだと知ってた!おもしろい……面白いぞ!アール!!」

ピヨ────っと鳴きながら、バタバタバタっと駆け回った!

いや、やっぱり飛ばんのかい!

知ってたけど!!


「モフ……モフの方が面白いよ……」

興奮のまま走り回るモフを、ほのぼのした気持ちで見守った。

かわいいなぁ~モフモフがふわふわして、モップみたい。



──良かった。問題なく受け入れてくれたみたいね


──ああ、まぁモフだしな。何でもありだろ。でも、誰かに話されると困る。まだアールも子供だし……知られるのは早いだろ


──……モフもラボには入れるみたいだけど、この会話には入ってこないのね……モフが入るにも何かしら()が必要なのかも。ズームみたいな……


──ああ、なるほど、ラボもバーチャルスペースみたいなもんだもんな……だから入れたのか



「ねぇ、モフ。アールが二人だって誰にも話さないで欲しいんだ。ボクたちだけの秘密……」

唇に指を当て、しーっのポーズをした。


「リリスがコンソメスープ持ってきても、誰かからキレイな石あげるよって言われても、絶対話さないで」

ぎゅっとモフの両の翼を握った。


必殺!かわいくおねだりポーズver.2!

額を相手の額にちょんっとくっつけるゾ!


「お願いだよ……」


必殺!ウルウル目攻撃!!

ウルウル目攻撃とは、うるうるした目の上目遣いで相手の目を見つめることだゾ!そのまんまだ!


「──話さないぞ。こんな面白いこと……もったいない!」

ビヨ~っと鳴いて、ボフンっと頭に乗ってきた。興奮したように、パタパタピシピシっとアールの頭を叩いた。

全然痛くない。


「決めた!ピヨはアールと居る!じゃまするより面白そうピヨ!」

ふんす!と巣に帰った鳥のように頭の上で座り込んだ。


「はは、やったね、モフ~~モフモフ~~!」

ひょいっと掴んでぎゅーっと抱きしめた。


「くえ!」

と鳴いて、きゅっとなった。



──おお!精霊をゲットだぜ!


──うんうん!ペット飼いたかったんだ~!前世の家では禁止だったじゃない?犬とか飼いたかったけど……鳥でもいいわ!



「嬉しいよモフ。ボクね、やっぱりモフが大好きだよ!ずっと一緒にいようね……」

モフモフのモフモフモフを撫で撫でグリグリ堪能しながらそう言った。


「──……アールはピヨのことが大好き……」

みょーんと寄り目になってきた。

あれ?なんで?


「……どうしたの?ボク変なこと言った?」


「──……わからない……大好きって……なに?」


「──う~ん……何って聞かれると困るな……例えば……」

改めて言われると悩んでしまう。



──好きの気持ちを言葉にするのって難しいわね


──ああ、まぁ色んな“好き”があるからなぁ。実際俺の“好き”と、エルの“好き”は違うしな。でも……



「……一緒にいたら楽しいとか?ワクワクした気持ちになったり、また遊びたいって思ったり、話していると元気になったり……なんだか心があったかくなる事かなぁ~」


「あったかくなる……ピヨは石が好き!コンソメスープもクッキーもプリンも好きだぞ!でも人間にあったかくなる事は無かった……ピヨ……」

円らな瞳でじっとアールを見つめた。


「そうなの?あまり人とは関わらなかったのかな?」

精霊は気まぐれだと皆言ってるし……好きになるほど人と一緒にいなかったのかもね……。


「──アールといるとココがあったかくなるピヨ……」

自分のお腹に翼を当て、クリンとキラキラしたお目々で見てきた!

そうか、モフの心臓?はお腹にあるのね。


「ワクワクするし、一緒にいたいと思ったピヨ!これって“好き”か!?」

バタバタバターっと興奮したように腕の中で暴れた。


「うわっぷ!ちょっとモフ!うん、そうだよ、モフもボクの事好きなんだよ、大好きなんだ、たぶん!」

やったね、相思相愛じゃない。


「そうか!ピヨはアールが好き!アールは面白い!楽しいピヨ」

ピョンっと膝から飛び降り、くるりとこちらを向いた。ごそごそとポシェットから何やら石を取り出した。


「アール、これやる」

ニュッとこちらに差し出してきた。


「いいの?キレイな石だね……」

なんだかぼんやりと光っている気がする……。畜光石かな?


「食べても、飾ってもいいピヨ」

手渡しながらそう言った。

何だか不思議な温かさを感じる。食べるのはもったいない。飾りにするとキレイな気がする。

後でミーサーちゃんにペンダントに加工してもらおうかな……。


「……ありがとう。お礼に何か……うーん、ボクがあげられるものって……あったかな?そうだ」

今日作った作りかけの泥団子があったじゃない。


「これね、完成したらモフにあげるね。真ん丸でツヤツヤのピカピカにして!すっごくキレイにするからね!」



──マル!腕のみせどころよ!


──おう、任せとけ!



「ピヨ!ピカピカ?」

キラキラと お目々が輝いた。


「うんうん、楽しみにしててね!」

お友だちと好きなものを交換するなんて、子どもの頃を思い出した。

まぁ今も子どもだけれども。


「よし!モフ、さっきも言ってたけど、今やりたいことが幾つかあるんだ。モフも協力してくれるんだよね?」


「ピヨ!何でも言ってみるピヨ!」


「うん!実はね……そうだ、ラボに行こう!」

そうよ!ラボで相談すればいいのよ!

モフに、おいでと手招きした。



──おう!“”三人寄ればもんじゃ焼き食べろ”って言うしな!


──言わないよ!?何よそれ、何の格言なの!?“文殊(もんじゅ)の知恵”でしょうが!!


──分かってる、冗談に決まってるだろ?とっととラボに行こうぜ~何かしらいい案が浮かぶかもしれないし~



「ラボ……マルとエルに会う?」

モフがフンフンと鼻を鳴らし、興奮している。


「そうだよ。一緒に考えて。モフ、行ける?」

きゅっと抱きしめた。


「行く!!」

ぎゅっと抱きしめ返してきた。


準備は出来た。

さあ、作戦会議だ。


読んでいただきありがとうございました。


今度こそ一章終わりまで書くぞー!

がんばれーマルエルー!


\(゜ロ\)(/ロ゜)/

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