先生! どうしたらそんなに小説が書けるんですか!?
ふっ、どうしたら小説が書けるかだと?
そんなの決まっているじゃないか。
お前が小説を書いていた時、勿論俺も小説を書いていた。
お前が友達を作ってカラオケに行っていた時も、俺は小説を書いていたんだ。
お前が海で水着ギャルとキャッキャウフフしてた時も、俺は小説を書いていた。
更に!
お前が恋愛にうつつを抜かしていた時も、俺は小説を書いていた!
お前が正社員になり、安定した賃金を稼げるようになったと喜んでいた時! 俺はとにかく小説を書いていた!
お前が結婚をした時! 陰から応援しながらも俺は小説を書いていたさ!
お前が子供が生まれたと喜んでいた時! 俺は一心不乱に小説を書いていた!
お前が久しぶりに筆を取り、ちょっと書いた物が書籍化された時も、俺は小説を書いていた!
あ〜⋯⋯書籍化してえなぁ⋯⋯ちくしょう!
超短編のコメディーをノリで書きました。
涙ありどんでん返しあり⋯⋯って!痛々しいわ!